因島商工会議所 : 所報INNOSHIMA : 2016年6月号

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所報INNOSHIMA 2016.6月号

平成28年6月

会議所の動き

第18回海上自衛艦来因歓迎会

 4月18日月曜日、18時30分よりポートピアはぶにおいて、第18回海上自衛艦来因歓迎会が因島商工会議所、(一社)因島観光協会、因島旅館組合、因島料飲組合、土生町商店街連合会の共催で開催されました。ジャパンマリンユナイテッド(株)因島工場に検査・修理のため入港している輸送艦くにさき、掃海艇あいしま、掃海艇つのしまから艦艇長を始めとして38名の自衛官が出席され、地元企業・団体等から81名が参加し歓迎をしました。
 開会に先立ち、4月6日の入間基地所属飛行点検機の墜落事故及び4月14日に発生した平成28年熊本地震の犠牲者に対し黙祷が捧げられました。
 最初に、主催者代表の村上祐司会頭の挨拶と地元代表の平谷祐宏尾道市長の歓迎メッセージで、日ごろの活動や地元ボランティア活動へのお礼と感謝の言葉を送られました。
 続いて、各艦艇とボランティア活動について紹介が行われ、その後、くにさきの伊保艦長が自衛官を代表しお礼の言葉を述べられました。
 懇親会では地元の因島村上水軍陣太鼓の披露や、機雷除去活動や訓練についての説明、ラッパ吹奏の披露が行われるなど、和やかな雰囲気の中、交流が行われました。

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第23期第20回常議員会にて事業報告・決算を承認

 5月25日水曜日、12時30分から第23期第20回常議員会を開催しました。出席者は17名で、第1号議案「平成27年度因島商工会議所事業報告及び収支決算承認について」、第2号議案「平成27年度因島中小企業相談所収支決算承認について」、第3号議案「平成27年度その他特別会計収支決算承認について」ということで、各会計決算の説明が行われました。その後、兼田監事より監査報告をいただき、異議なく承認されました。
 第1号議案~第3号議案につきましては、常議員会で承認された内容を持って6月19日開催の議員総会に上程され、議案審議が行われます。

因島アメニティ公園まつり

 因島アメニティ公園まつりが、5月3・4日の両日に開催されました。因島アメニティ公園まつり実行委員会主催のこのまつりは、因島アメニティ公園・しまなみビーチの魅力を広く観光PRするとともに、地元特産品等の販売促進を図る事を目的として行われています。
 当日は因島村上水軍陣太鼓をはじめ、魚のつかみ取り、小早体験、わた菓子づくり体験、陶芸絵付け体験を行うなど多彩な内容で行われ、会場は子どもたちの明るい歓声に包まれました。例年好評の魚のつかみ取りは、2日間で延べ666人の子供が体験しました。

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第二級海上特殊無線技士養成課程受講者の募集について

 第二級海上特殊無線技士の資格取得講座が下記の日程で行われます。弓削商船技術振興会の補助があり、通常よりも割安で受講できます。
 当所を通じお申込いただくことで、事業所及び従業員個人の方も受講可能となっています。
【実施日】平成28年9月3日(土)、4日(日)(2日間)
 1日目 8時40分~17時20分、
 2日目 8時50分~18時の予定
※詳細は受講者に改めてご連絡いたします。
【場 所】弓削商船高等専門学校アセンブリホール(愛媛県越智郡上島町弓削下弓削1000番地)
【費 用】16,882円
(受講料12,000円+教科書代 3,132円+免許申請手数料 1,750円)
【定員】20名
【申込締切】6月24日(金)

平成28年度第20回中小企業組織活動懸賞レポート募集

 中小企業の組織活動に携わっている方々を対象に、活動内容や成果をレポート形式で募集します。論文のように理論を重視するものではなく、実体験を踏まえた「やりがい」や「熱い思い」が伝わってくるレポートを期待しています。
【趣旨】中小企業の組織化に対する助成事業の一環として募集を行います。
【テーマ】テーマは自由です。
【応募資格】中小企業の組織活動に携わっている方であればどなたでも応募できます。グループ、団体でも応募できます。
【賞金】本賞10点以内 各20万円を贈呈します。特に優れた作品がある場合には特賞として1点30万円を贈呈します。
【応募期間】平成28年8月1日(月)~10月17日(月)
【発表】平成29年2月に日本経済新聞紙上に発表他
【応募方法・詳細はホームページから】
http://www.shokosoken.or.jp/
【お問合せ】
一般財団法人 商工総合研究所
☎03(5875)8907

インフォメーション

電力小売り自由化② 
― 仕組み理解しトラブル回避 ―

電力取引監視等委員会 委員 箕輪 恵美子 氏

ガイドラインで問題行為を規定

箕輪さん.jpg 電力小売り全面自由化に向け、経済産業省は新たに「電力の小売営業に関する指針」(通称=小売営業ガイドライン)を作成しました。自由化に伴い、さまざまな事業者が電力小売り市場に参入することを踏まえ、例えば平均的な月額料金例を公表するなど、事業者による自主的な取り組みを促すとともに、事業者に電気事業法や関係法令を遵守させるためのものです。
 ガイドラインでは、事業者が営業活動を行う際の「望ましい行為」と「問題となる行為」を規定しています。「望ましい行為」として事業者による自主的な取り組みを促すものと、業務改善命令が発動される原因となり得る「問題となる行為」を明らかにし、注意喚起を呼び掛けています。
 まず、小売電気事業者は、電力の供給契約を結ぶ前にその内容を必ず書面で説明し、契約締結時には書面で交付することが法律で義務付けられます。皆さまが「書面以外での契約締結」を希望していないのに、書面での説明がなかった場合は法律違反ですので、必ず書面で説明を受ける権利があることを主張してください。
 また、契約では電気料金の算出方法を明記することになっており、例えば「時価」や「当社が毎月末に請求する額」といった不明朗な提示は、「問題となる行為」にあたりますので、きちんと契約書などを確認いただくことが重要です。

業務委託の有無を確認

 また、小売電気事業者が営業を行う上で、電気以外のサービス分野で既に顧客網を持つ他の事業者に、営業業務を委託できるようにして、さまざまな業種から市場参入しやすくなりました。このため、小売ライセンスを保有していない事業者でも、契約締結の「媒介」「取り次ぎ」「代理」を行うことが認められています。その場合でも、媒介、取り次ぎ、代理を行う事業者があたかも自らが電気を供給するかのような誤解を与える営業は、「問題となる行為」となり得ます。
 以前ご紹介した、小売電気事業者のリスト(注)に掲載されていない事業者であっても、複数の営業モデルが存在しますので、本当に小売電気事業者から代理業務の委託を受けているかなどを確認することが必要です。ただし、どの営業モデルであっても、契約内容を書面で説明する義務があります。仮に媒介、取り次ぎ、代理を行う事業者から書面説明を受けなかった場合は、小売電気事業者の責任にもなります。

苦情への迅速な対応を義務付け

 加えて小売電気事業者は、苦情や問い合わせについても、適切かつ迅速に対応することが義務付けられていますので、代理業務などを行う事業者が苦情や問い合わせに対し「問題となる行為」を行った場合には、小売電気事業者はその内容を踏まえて適切に対応する必要があります。万が一、苦情や問い合わせに対応しないようなことがありましたら、委員会事務局までお知らせください。
 このように、電力小売り全面自由化により、小売電気事業者の創意工夫や事業者間の価格競争によるコスト低減など、需要家はさまざまなメリットが期待される一方で、市場原理に委ねるだけではなく、契約上のトラブルに巻き込まれることがないよう、委員会では事業者の営業活動に対し必要なルールを整備し、厳格に運用していく所存です。こうした仕組みがあることをご理解いただくことで、より良い形で自由化の恩恵を受けることにつながればと思います。
(注)http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/retailers_list/

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より良い景観づくりのために

尾道市まちづくり推進課からのお知らせです~

●屋外広告物(看板)を出すときは許可申請が必要です

 尾道市では、平成19年4月から尾道市屋外広告物条例を施行し、屋外広告物を出そうとする場合は、事前に市長に許可申請が必要です。詳しくはお問い合わせください。
■区域
○市全域が対象です。
○屋外広告物の表示又は設置を禁止する地域・場所があります。
■概要
○広告物を表示又は設置しようとするときは、事前に許可申請(又は届出)が必要です。
○許可の期間は1年以内です。期間満了後、引き続き表示しようとするときは、あらためて許可を受ける必要があります。
○表示又は設置できる高さや面積に制限があります。
○形状、面積、色彩、意匠その他表示の方法が良好な景観の形成又は風致の維持を著しく害するおそれのある広告物を表示し、又は設置することはできません。

●建物等の建築や外観(屋根・外壁等)を改修する場合には景観の届出等が必要です

 尾道市では、平成22年4月から市全域を景観計画区域とし、尾道市景観計画及び尾道市景観条例によって、一定規模を超える建築行為等(建物等の新築や増改築、外観の変更等)をしようとする場合は、事前に市長に届出(景観地区においては認定申請)が必要です。詳しくは、お問い合わせください。
■区域
○市全域が景観計画区域です。
○「尾道・向島地区」及び「瀬戸田地区」(いずれも全域ではなく一部の区域)を重点地区としています。
○重点地区のうち「尾道・向島地区」は都市計画で「景観地区」に定めています。
■概要
○建築行為等をしようとする場合には、事前に届出(景観地区においては認定申請)が必要です。(届出と認定申請で対象となる規模は異なります。)
○建物等の形態意匠(外観(屋根・外壁等)の形状や色彩等)の基準や景観地区においては高さ制限があります。
○ブロック塀や金属製フェンスの設置についても、形状や色彩等の基準があります。

お問合せ
尾道市都市部まちづくり推進課
TEL0848-38-9223)

尾道市ふる里就職促進協議会からのお知らせです

● 「企業ガイド」掲載企業募集

 当協議会のホームページで自社のPRをしませんか?
 「企業ガイド」のコーナーでは、写真(画像)を使っての事業紹介・製品紹介、求人情報などの掲載(無料)ができます。
 掲載内容の変更は随時受付いたします。ぜひご利用ください。
 当協議会事務局までメール(Email:shoko@city.onomichi.hiroshima.jp)にてお申し込みください。
別途「掲載フォーマット」を送付いたします。

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● 「高校生を対象とした事業所説明会」開催について

 高等学校生徒の市内事業所への就職促進と職場定着を図ることを目的に、平成29年(2017年)春新規高等学校卒業予定の就職希望生徒と市内事業所との事業所説明会を開催いたします。
 将来の人材を確保するためにも、採用計画拡大をご検討の上、ぜひご参加ください。
 詳しくは、本所報に同封しております案内チラシ(裏面参加申込書)、または協議会ホームページ(上記URL)をご覧ください。

日 時 7月21日(木)14:00~16:30
場 所 びんご運動公園 健康スポーツセンター
内 容 ○就職希望生徒との面談による説明会
    ○就職ガイダンス・仕事に関する相談等
参加費 無料
※保護者の方もご参加いただけます

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お問合せ
尾道市ふる里就職促進協議会事務局 尾道市商工課
TEL0848-38-9183

会員インタビュー60

息子の大好きなピザ屋さん、始めました

ピザカフェつばさ
岡野 育代 氏

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仕事内容について教えてください

 今年の4月にクラブマスカレードをリニューアルして、新たに「ピザカフェつばさ」をオープンしました。営業時間は10時〜22時で、ランチタイムは11時~14時までです。定休日は日曜日のみで、祝日は営業しております。店内には広いキッズスペースがあり、小さなお子様連れの方もお気軽にご来店ください。カラオケ機材や音響設備も完備しておりますので、夜はライブ会場として使ったり、カラオケ同好会の方に楽しんでいただいています。

ピザ屋さんを始めたきっかけについて

 きっかけは、小学1年生になる息子がピザが大好きで、おいしいピザが食べたいと色々調べていて熊本で「これだ!」と思えるピザに出会えたことです。始めるぞと決めるまでは、周囲の反対もあり半年ほど悩みました。本格的なピザ屋さんへ連れて行くと、大人にはおいしいけど子どもにはちょっと食べにくい酸味があったりします。子どもでも食べやすい味のピザが作れないか色々調べていたところその熊本のお店に出会い、ぜひそちらでピザ作りの勉強をしたいと依頼しました。3月末に熊本へ勉強に行き、生地の仕込みからみっちり教え込んでいただき、イタリアから仕入れる生地の基とチーズを使用していますので味には自信があります。チーズの味・のび・こくの配合を変えながら何枚も繰り返し焼き、息子が一番おいしいと言った配合で作っているので、工場でこのチーズをくださいと言っても手に入るわけではないオリジナル配合のチーズです。

このお仕事で心掛けていることは?

 生地を冷凍したり発酵し過ぎたりすると味や食感が変わってしまいますので、ご注文いただいてから生地を伸ばして、一番おいしいピザをお客様に提供できるよう心掛けています。「つばさオリジナル」と名前をつけたので、やはりピザ屋さんを始めたきっかけである息子がおいしいと言ったピザの味を変えずに続けていきたいです。

ご自身について教えて下さい

 因島田熊町で生まれ、19歳から22歳までは神辺で2年ぐらい今とは違う仕事をしていました。妊娠を機に、因島に帰省して重井に家を新築し20年が経ちます。両親も若くないので、一旦外へ出ても因島に帰って家を建てるぞという夢は小さい頃から持っていました。29歳の時にスナックローズを立ち上げた後、現在の場所にクラブマスカレードを開店しました。夢って一つクリアすればそれで満たされるのではなくて、叶った時の自分の置かれた環境とか生活で新たな夢や目標が出てくるものだなと思います。今は自分の夢よりも、子どもが喜ぶならやってみようというような考え方に変わってきました。

因島について…

 因島はゆっくり・のんびりでいいですね。生まれ育った因島が、昔の活気を取り戻せたらいいなと思います。父が造船関係の仕事をしており、雨が降ったら傘を持ってお迎えに行っていました。お店を経営するには若い世代に的を絞るのは難しいので、小さなお子様からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い世代の方に来てもらえるようにしないといけません。

今後の抱負は?

 メニューを増やすのは難しいので、日替わりランチは半分ノーマル、半分はメニューにないトッピングでいろんな味を楽しんでもらいたいと考えています。なぜ半分はトッピングなしなのかというと、自分達がピザ屋さんを始めるきっかけになった味を皆さんに食べていただきたいという気持ちを込めています。ピザ釜が3百キロ以上あるのでイベント出店等はできませんが、考えを逆手にとって当店をイベント会場にできれば楽しいなと思います。今はまだ数回しかしていないけど、今後はもっと大人も子どもも一緒に楽しんでいただける手作りピザ体験をできる機会を増やしていく予定です。

新入会員紹介

ご入会ありがとうございました。

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因島データ情報

■因島金融データ

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■雇用状況

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■因島 人口・世帯数

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