所報INNOSHIMA 2012.6月号
平成24年6月号
地域ナビ
因島重井町
青木城跡
尾道市因島重井町の16世紀後半因島村上水軍が拠点にした青木城跡。標高約50メートルの小高い山の上にあり、地元の方に整備された大変歩きやすい山道です。
標高50.6mの山城で、因島村上水軍の村上新蔵人吉充が、永禄10年(1567年)に本城としたものです。
尾道の南西、三原の南東 約5里の位置にあり、本城を中心に 北を大手、南を搦手とし、比較的旧状を保った郭(かく)が5段連なり 武者走りなども残っています。
ここからは 三原瀬戸 布刈瀬戸 備後灘まで見え、三原城の前面を押える最高の位置となってます。
案内看板より
案内看板
地元の方に手入れされた歩きやすい山道
県道からの入口
入口付近には幟旗有り
地図
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除虫菊
毎年5月初めに、重井町の馬神山斜面には除虫菊の白い花が咲き始めます。昔は蚊取り線香の原料として栽培されていましたが、現代では観光用として地元の人々に受け継がれています。満開時には、プロアマ問わずカメラマンが多数訪れます。因島観光協会主催の撮影会では、地元の幼稚園児がモデルとなりかわいい笑顔で盛り上げてくれます。
4月25日訪れる観光客に除虫菊について知ってもらおうと、フラワーセンター駐車場の一角に案内板が設置されました。駐車場北側の除虫菊畑では満開後、花摘み会が行われ切り花を持ち帰って楽しむこともできます。
昭和40年頃の重井町、辺り一面の除虫菊畑
視察レポート 所報INNOSHIMA 2012年4月号