因島商工会議所 : 所報INNOSHIMA : 2018年4月号

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所報INNOSHIMA 2018.4月号

平成30年4月

会議所の動き

第24期第4回通常議員総会にて事業計画(案)・予算(案)を承認

 標記総会を、3月28日(水)午後5時30分から議員47名(委任状17名)の出席のもと、ポートピアはぶで開催しました。村上会頭が議長となって議案の審議に入り、慎重審議の結果、下記の(1)~(3)議案が原案通り承認されました。
(1)平成30年度因島商工会議所事業計画(案)及び収支予算(案)について
(2)平成30年度因島中小企業相談所収支予算(案)について
(3)平成30年度その他特別会計収支予算(案)について

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基本方針

 本年度の世界経済は、トランプ米政権の保護主義政策やイギリスのEU離脱問題等リスクが燻ってはいるが、安定的な成長が得られる見方が大勢を占めている様です。雇用環境が良好で消費も堅調に推移する地域が多く全体としては明るい見通しの様です。
 我が国経済もその国際的な影響が波及し、日本に良好な状況をもたらすと考えられます。又官民あげたオリンピック需要が本格化し内需が堅調に推移すると予測され、全体として安定した成長が持続するものと期待されます。
 当因島地区は基幹産業である造船は新造船が先2年半分の受注を確保しており、修繕船においてはバラスト水処理装置設置義務が延長されたことにより受注が先延ばし気味だが、総合的には前年並みには推移すると思われます。
 しかし尾道管内の有効求人倍率が今年1月で1.89と全国の1.59より高く労働力不足が急務の課題と言えます。
 商業面では消費・若者の島外流出、大型店の進出により厳しい状況は依然と続いていますが、当所としては世界7大サイクリングロードの1つであるしまなみ海道と日本遺産「村上海賊」とをうまくコラボして広域観光・関連グッズ等をPRしサイクリスト・観光客の誘致を図ります。
 2021年に完成予定である岩城橋により通行量が増大する長崎桟橋周辺の整備・開発を中・長期的に検討して行きます。又懸案であるフラワーセンターの活用については、地域に密着したベストな案を早急にまとめ、より具体的な活用への取り組みをして行きます。
 本年度も地域を伸ばし企業を育てる商工会議所として果敢に取り組んでゆき安心・安全な街づくりを目指します。

重点事業、新規事業

1特別事業
(1) 元気な因島づくり特別委員会事業 の推進
① 村上海賊因島推進協議会の運営
・村上海賊体験ツアーの開催
・村上海賊の里散策コース(フット パスコース)の策定及び普及
・村上海賊焼きスタンプラリーの開催
② イメージキャラクター「はっさくん」 によるPRと経済波及効果の拡大
(2)まちづくり特別委員会
① 上島架橋完成に向けた島内地域の 整備推進
2会議所の運営
(1) 行政庁等への意見具申・建議並び に連携強化
(2)情報提供と広報活動の強化
3商業振興対策
(1)因島地区商店街との共同事業及び 活性化事業の積極的推進
(2) 個店の実践的販売力強化事業の実施
4工業振興対策
(1)人材育成・人材確保対策への支援
・効果的な就職促進対策の検討・実 施
・地元企業PR事業等の検討及び関 連事業への支援の実施
5 観光運輸対策
(1) フラワーセンター有効活用策の研究
(2) 因島の統一イメージポスター作成
(3) 日本遺産大使による新名物料理の 普及・PR
(4)産業観光の促進
① 産業観光受け入れ先の開拓
(5)サイクリストの拠点、受け入れの 取り組み
① 地元事業所の造る自転車スタンド 等の設置推進
② ブルーラインの南部への延伸要望
6 金融税務対策
(1)広域経済交流圏の構築
(2) 中小企業等に係わる諸制度の周知 及び検討・提言
7地域振興対策
(1)上島架橋完成に向けた島内地域の 整備促進
(2)空き地・空き家調査の実施
8小規模事業対策
(1) 経営発達支援計画の策定及び実施

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海上自衛隊艦艇来因歓迎会

 3月13日(火)18時30分より芸予文化情報センターにおいて、第20回海上自衛隊艦艇来因歓迎会が因島商工会議所、(一社)因島観光協会、因島旅館組合、因島料飲組合、土生町商店街連合会の共催で開催されました。ジャパンマリンユナイテッド(株)因島工場に検査・修理のため入港している輸送艦くにさき、訓練支援艦てんりゅう、掃海艇あいしま、掃海艇ながしまから艦艇長を始めとして44名の自衛官が出席され、地元企業・団体等から78名が参加し歓迎をしました。
 最初に、主催者代表の村上祐司会頭の挨拶と地元代表の橘因島総合支所長歓迎のメッセージで、日ごろの活動や地元ボランティア活動へのお礼と感謝の言葉を送られました。
 続いて、各艦艇とボランティア活動について紹介が行われ、その後くにさきの小山艦長が自衛官を代表しお礼の言葉を述べられました。
 歓談中には、くにさきのラッパ吹奏、てんりゅうの演舞が披露されるなど、和やかな雰囲気の中、交流が行われました。

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因島商工会議所・(公社)尾道法人会因島支部合同講演会実施

 3月20日火曜日、18時より芸予文化情報センターにおきまして、標記講演会を実施いたしました。講師にはテレビ等でおなじみの三橋貴明氏をお招きし、『真・地方創生~全国民が豊かになる地方創生策とは何なのか~』と題してご講演をいただきました。参加者は105名で、講演では、東京一極集中により地方が人手不足になっており、公共インフラを整備し東京と地方の距離を縮めることと、生産性を向上させることが重要であると説明されました。

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因島ものづくり企業見学ツアー実施

 3月23日金曜日、13時20分より標記見学ツアーを実施いたしました。因島にある企業や産業を地元高校生に知ってもらうために開催し、因島高校、瀬戸田高校、尾道高校、弓削高校、弓削商船高等専門学校から生徒16名、教員4名の合計20名が参加しました。今回は日立造船㈱因島工場内の㈱アイメックス、内海造船㈱因島工場、JMU㈱因島工場を見学し、それぞれの事業内容や工場内での製品製造の様子などについて、各社から説明を受けました。

会費口座振替のご案内

■会費口座振替のご案内■
因島商工会議所では、会費の納入について、口座振替がご利用いただけます。
口座振替のお手続きをされている場合、平成30年度前期分会費の振替日は、4月25日(水)となっております。口座振替をご希望される場合は、当所窓口にてお手続きください。
【お手続き】「預金口座振替依頼書」に必要事項をご記入頂き、金融機関お届け印をご捺印ください。
【ご利用いただける金融機関】広島銀行、もみじ銀行、広島県信用組合
【振替日】前期分4月25日 後期分10月25日(金融機関が休日の場合は翌営業日) 
【お問合先】総務業務課☎0845-22-2211

平成30年度各種検定試験施行日程表

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インフォメーション

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会員インタビュー70

創設100周年を迎えて

因島総合病院 事務部長   
岡野 芳和氏  

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仕事内容について教えてください

 因島総合病院は大正6年に創設され、昨年12月9日に創設100周年を迎えました。日立造船健康保険組合の病院です。組合員とその家族の為に創設された病院ですが、現在は因島・上島・生口島の約4万人の皆様へ、医療と健康づくりのお手伝いをさせていただいています。また、2次救急指定病院として、365日24時間を通して外科・内科の2科体制で救急医療も行っております。近隣の島々からの患者様は救急車専用の救急艇により、桟橋に到着し、救急部に搬入されます。必要時には、応急処置の後、尾道、福山、岡山など高次病院に、救急車にて搬送いたします。当院では、患者様及びその家族の方からの疾病に関する医学的な質問並びに生活上及び入院上の不安等、様々な相談に対応する窓口として「地域連携室」を設置しておりますので、お気軽にご相談下さい。

このお仕事で心掛けていることは?

 「楽しく忙しく」を心掛けています。病から来る体の不調・心の不安に対して、早くて正確な診断と適切な治療を行うとともに、笑顔で皆様も医療スタッフも心が癒され、細やかな心配りができるよう努めています。事務部長に就任して間もなく創設100周年記念行事の準備を進めるにあたり、約250名の職員相互のコミュニケーションを円滑にするため「病院まつり」を行いました。仕事の合間での準備は大変でしたが、一つのイベントを職員一丸となってすることでチームワークと連携体制ができました。地域の方や患者様にもとても喜んでいただき、皆さんの笑顔が職員のモチベーションアップにもつながったと思います。

ご自身について教えて下さい

 私も息子もここ因島総合病院で生まれました。因島高校卒業後は京都産業大学で経営学を学び、民間会社に3年間勤務しましたが、転職を考え通信教育で公務員試験の勉強を始め、地元因島での採用試験に合格して市役所に勤務し、税務・農林水産・管理・福祉・財政・しまおこし課などさまざまな業務に携わりました。そこで経験させてもらった経験と知識・人間関係等が、今の仕事で活きていると思います。あの頃は仕事が変わるたびに覚えるのが大変でしたが、今思えばいろんな経験と勉強をさせてもらったと感謝しています。定年よりも退職を早め、平成26年から当院の事務部長に就任し、4年目になります。自分が生まれた病院で地域に恩返しできることは大変嬉しく、色々忙しいですが、充実した日々を過ごしております。

因島について…

 日本遺産「村上海賊」の歴史があり、温暖で住みやすい因島で生まれて本当によかったと思いますし、この島のポテンシャルを住む人達にもっと知ってもらい、次の世代に繋げていければ良いと思います。地域での生活において、医療はなくてはならないものなので、「医療はまちづくり」として貢献できると考えております。進学して島外に出ても、是非戻ってきて地元の企業に就職してもらいたいです。当院でも医師・看護師、医療事務の職員を募集しております。また、岡山大学の教育関連病院として医学生や初期研修医の方々、各部門の学生に対して、地域医療の実習・研修の受け入れもしております。島外から当院へ来られる方には因島の魅力を伝え、因島の景色や空気を直接感じて貰えば、絶対に気に入っていただけると思いPRに努めています。

今後の抱負は?

 創設100周年を迎え、記念式典・記念碑の建立・サイクリング大会等と各種行事を行いました。また、これからの100年に向けて、制服・ホームページ等を一新し、「花と笑顔とおもてなし」の心で患者様に接し、信頼され愛される病院づくりを目指します。人材育成・情報発信・院内美化の三本柱を強化し、地域の行事等へも積極的に参加し、皆様との交流を深めていきます。最後に、地域の医療機関・介護施設を含めた介護サービス機関・行政機関との連携を大切にして、当院スタッフ一同で地域医療にお役にたてるよう尽力してまいる所存です。



新入会員紹介

ご入会ありがとうございました。

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因島データ情報

■因島金融データ

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■雇用状況

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■因島 人口・世帯数

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インフォメーション

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