因島商工会議所 : 所報INNOSHIMA : 2016年10月号

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所報INNOSHIMA 2016.10月号

平成28年10月

会議所の動き

会員と共済加入者の集い・優良従業員表彰式
11月22日に開催

 今回で22回目となる『会員と共済加入者の集い』を11月22日(火)に因島市民会館大ホールで実施します。
 内容は、午後7時から8時までの間、「笑点」でお馴染みの、古典落語に情熱を傾ける人気落語家として活躍する三遊亭好楽さんに『人生、好んで楽しもう!』のテーマで講演をしていただき、その後恒例の抽選会を行う予定です。会員及び共済加入者の皆さんの多数の参加をお待ちしております。当所会報に案内状等同封しておりますので、お早めにお申込みください。
 同日、今回で62回を迎える因島商工会議所優良従業員表彰式を、午後6時から市民会館中ホールで開催する予定です。
 この表彰は、当所の会員事業所に勤める従業員の方で、次の要件に該当する人です。
【要件】
1.平成28年3月31日現在で、勤続年数が10年、20年、30年、40年以上の人。
2.職務に精励し、他の模範となる人。
(注)対象外:法人の役員及び個人事業主

因島水軍ふる里商品券

 11月22日に開催する「優良従業員表彰式」の記念品及び「会員と共済加入者の集い」の景品として、当所が発行しております因島水軍ふる里商品券を使用します。この金券を扱っていただく事業所を募集しています。新たに協賛店となることを希望される場合は、当所までご連絡ください。なお、既に協賛店である事業所については、継続という取り扱いをさせていただきます。協賛店を止める場合には、お手数ですが当所総務課までご連絡ください。

第22回常議員会開催

 9月13日(火)15時より、第23期第22回常議員会が開催されました。出席者は19名で、第1号議案「3号議員の選任について」ということで、株式会社アイメックス、因の島ガス株式会社、因島鉄工株式会社、因島鉄工業団地協同組合、株式会社三和ドック、ジャパンマリンユナイテッド株式会社因島工場、内海造船株式会社、株式会社広島銀行因島支店、株式会社もみじ銀行因島田熊支店(五十音順)が選任されました。その後、第2号議案「就業規則(定年)の改正について」ということで審議が行われ、職員の定年年齢が満60歳から満62歳に改正されました。続いて協議事項として、第1号議題の優良従業員表彰式開催について、第2号議題の会員と共済加入者の集い開催について、第3号議題の尾道市への要望についてそれぞれ協議しました。

尾道市との市政懇談会開催

 9月21日(水)15時より、グリーンヒルホテル尾道にて尾道市長を始めとする市幹部と当所三役による第1回市政懇談会が、当所からの呼びかけにより開催されました。
 尾道市長及び会頭の挨拶に続き、初めての懇談会ということで自己紹介を行ない、その後当所から以下の通り要望事項を説明後、意見交換に移りました。
■要望事項
・フラワーセンター活用にかかる協議会設置について
・村上海賊情報発信・整備について
・船舶基本設計特別講座設置について
・サイクリング道の整備について
・海の玄関口整備について(海の駅等)
・空き家・空き店舗活用推進について
 意見交換では、要望事項に対する問題点・課題が指摘され、今後の調査が必要な事項もありましたが、情報共有と論点整理ができ、今後につながる有意義な懇談会となりました。
 懇談会は半年に一回程度開催する計画で、次回は来年4月頃に開催し、尾道市及び当所の新年度事業計画を元に意見交換する予定です。

村上海賊因島振興協議会文化財部会開催

 9月23日(金)13時30分より、当所2階会議室にて村上海賊因島振興協議会第1回文化財部会が開催されました。文化財部会は区長会、しまなみスポーツクラブ、自然を愛する中庄の会、文化財協会、郷土史家、因島白滝公園保勝会、ナティーク城山(長崎城跡)、因島観光協会、当所で構成され、日本遺産及び構成文化財の調査・研究・整備事業を行うことを目的としています。
 福原謙二部会長(因島地区区長連合会会長)の挨拶に続き、第1回目ということで自己紹介の後、振興協議会の組織について事務局より説明し、以下の項目について協議しました。
協議事項
・6月豪雨による被害とその後の復興状況について
・構成文化財の行政対応方針について
・村上海賊魅力発信推進協議会の予算について
・復旧及び今後の要望事項について
・今後地元としての構成文化財整備等への関わり方
・郷土史家からの村上海賊についての意見
 協議では、各地区の豪雨被害と復旧状況について、それぞれの団体から報告と要望があり、市の方からも復旧に向けての進捗状況の説明がありました。また、郷土史家からは、構成文化財の城跡等が観光資源として見栄えがしないので集客力が弱い、因島大橋開通前後から観光対策に色々取り組んできているがリピーターが少なく、今回も二の舞になるのではないかといった厳しい意見も出ました。
 その後、行政に対する要望については振興協議会で各団体の要望事項を集約・整理し振興協議会名で行うこととし、早速9月末までに各地区の要望事項を提出していただき、整理した上で市に要望することとなりました。

第46回珠算競技大会開催

 因島商工会議所が珠算の振興と技能の向上を図る目的で例年開催している珠算競技大会を、8月10日(水)に因島商工会議所4階ホールで開催しました。
 本大会は、尾道市、教育委員会、因島青年会議所、日本珠算連盟因島支部の後援を得て実施し、今年は53名の元気な小中学生が参加しました。
 競技は、学年別に第1部から第6部までに分かれ、2部から6部までは同一問題で総合成績を競うものになっています。今回の最高点は、因南中2年・岡野楓さんの770点(1000点満点)でした。
【成績結果】
第1部(小学校2年生以下:参加者9名)
 第1位 市河 優人 因北小2年
 第2位 村上 青空 重井小2年
 第3位 村上 響哉 因南小2年
 努力賞 村上 讃音 因南小2年
第2部(小学校3年生:参加者3名)
 第1位 岡野 春果 因南小3年
第3部(小学校4年生:参加者9名)
 第1位 村田 真菜 因南小4年
 第2位 藤澤  剛 岩城小4年
 第3位 田中 楓夏 重井小4年
 努力賞 藤原 青依 瀬戸田小4年
第4部(小学校5年生:参加者11名)
 第1位 村上 絢音 因南小5年
 第2位 木村 真菜 因南小5年
 第3位 金山 奨真 因南小5年
 努力賞 中司  椋 因南小5年
第5部(小学校6年生:参加者10名)
 第1位 星野 耀璃 因北小6年
 第2位 土井田海翔 因北小6年
 第3位 岡崎 天蘭 因南小6年
 努力賞 市河 日向 土堂小6年
第6部(中学生:参加者11名)
 第1位 岡野  楓 因南中2年
 第2位 村上 愛莉 因南中3年
 第3位 杉本 紗英 因北中2年
 努力賞 岡野蒼一郎 因南中1年

インフォメーション

日本遺産シンポジウム 村上海賊の魅力を世界へ
10月23日開催

 『〝日本最大の海賊〟の本拠地:芸予諸島―よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶―』が平成28年4月に「日本遺産」(文化庁)に認定されました。村上海賊の魅力を、地域へ、全国へ、そして世界へと発信していくためのシンポジウム。認定されたストーリーの理解を促し、これからの日本遺産の活用について考えます。
〈日時〉平成28年10月23日(日)13時30分~16時予定(開場12時30分)
入場無料 申し込み不要
〈会場〉上浦歴史民俗資料館(村上三島記念館)多目的ホール 
定員600人
〒794-1402今治市上浦町井口7505☎0897-87-4288
【問い合わせ】村上海賊魅力発信推進協議会☎0848-20-7492

日本遺産尾道・今治巡回展 村上海賊三家の至宝

 日本遺産認定を記念して「日本最大の海賊の本拠地芸予諸島―よみがえる村上海賊の記憶」を発信する、「村上海賊三家の至宝」尾道・今治巡回展が開催されています。(村上海賊魅力発信推進協議会主催)
【尾道会場】9月17日~10月23日 
おのみち歴史博物館(休館火曜日)
(☎0848-37-6555)
観覧料200円
【今治会場】11月3日~12月4日 
今治市村上水軍博物館(休館月曜日)
(☎0897-74-1065)
観覧料300円
【因島会場】12月17日~1月29日 
因島水軍城(休館木曜日)
(☎0845-24-0936)
観覧料310円。

広島ブランドショップ「TAU」を活用したテストマーケティング実施のご案内 【〆切~販売月前月10日】

 県産品の首都圏を中心とした販路拡大を図るため、広島ブランドショップ「TAU」を活用し、産品に対するお客様や専門家の意見を、県内事業者にフィードバックするテストマーケティングを実施します。
【実施方法】
◇広島ブランドショップ「TAU」にテストマーケティングコーナーを設置し、月替わりで、対象に選定した県産品を販売し、消費者ヒアリングなどを行います。
◇当コーナーにおける1か月間の販売終了後、消費者ヒアリングなどを基に産品の評価を行い、専門家のアドバイスを含めた結果を県内事業者にお返しします。
【テストマーケティングの概要】
(1)コーナー名称:「今月の逸品」
(2)設置期間:通年(毎月10商品程度を入れ替え)
(3)設置場所:広島ブランドショップ「TAU」1階(東京都中央区銀座)
(4)対象の県産品
◇対象商品(食品)
 TAUでの商品取扱を希望し、消費者ヒアリングなどの商品評価のフィードバックを希望する商品から選定したもの
◇TAUでの取扱いについて
通常の取扱と同様に、原則委託販売で、手数料率については、原則30%を基本とし、運営事業者と調整する。
【申込期限 申込書等の提出期限】販売月前月10日まで(目安)
★お問い合わせ
〈商品取扱申込書・商品サンプル提出先〉
広島ブランドショップ「TAU」
「運営事業者:㈱鞆スコレ・コーポレーション(担当:村上・松村)」
☎03-5579-9952
Eメール:04eb1254@gmail.com

お米の流通のための制度米トレーサビリティ法!

 米、もち、米菓、だんごなどを生産、製造、販売、提供(外食店舗などを含む)を行う場合には、取引の記録と産地情報の伝達が義務付けられています。
取引記録の作成・保存
 仕入または販売伝票などに記録が必要な事項(品名・産地・数量・年月日・取引先・自店舗名など)が記載されていることを確認し、3年間(米飯類は3カ月間)の保存をしてください。
産地情報の伝達
 商品の包装容器または納品書などに、使用している原料米の産地を国産、○○県産などと記載してください。外食店で米飯類を提供する場合は、店内の見えやすい場所にポップなどを用いて表示し、使用している米の産地を消費者に伝達する必要があります。
 詳細は農林水産省ホームページをご覧ください。
【お問合せ】
中国四国農政局広島県拠点
消費・安全チーム
☎082-228-9552
広島県農林水産局農業技術課(食品表示担当)
☎082-513-3586
【ホームページ】
http://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/beikoku/index.html

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平成28年度研究開発助成金(第2回)の公募のご案内
【〆切~10/31】

 三菱UFJ技術育成財団は、技術指向型の中小企業の新技術、新製品等の研究開発に対する助成金の交付事業を行います。
〈対象企業〉
新技術、新製品等の研究開発を行う、設立または創業後5年以内(新規事業進出後5年以内の場合も含む)の中小企業または個人事業者。
〈対象プロジェクト〉
現在の技術水準からみて、新規性があり、技術水準が高く、事業化可能性の高いプロジェクト。
〈対象資金〉
新技術、新製品等の研究開発資金、およびその成果の事業化に必要な資金。(調査研究費、設計費、設備費、試験費、試作費など)
〈助成金額〉
助成金額として次のいずれか少ない方の金額。
・1プロジェクトにつき300万円以内。
・研究開発対象費用の2分の1以下。
〈公募期間〉平成28年9月1日(木)~10月31日(月)【消印有効】
詳細はホームページから
http://www.mutech.or.jp/subsidy/index.html
★お問い合わせ
☎03-5730-0338
照会時間 9時~17時(土曜・日曜・祝日を除く)
〒105-0014 東京都港区芝2丁目4番3号

会員インタビュー62

シマフリルは無農薬・無肥料で
 栄養バランスの優れた未来の野菜

さいとう農園
代表 斉藤 浩 氏
企画営業 斉藤 京子 氏

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仕事内容について教えてください

 ここ広島県因島でしか栽培していない新種野菜シマフリルを、無農薬・無肥料で栽培し販売しています。永年にわたり土壌微生物循環システムを研究してきて、自然の循環を活かした農法で栽培期間中も農薬、肥料等を一切使わずに土壌の健康を管理し、栽培しています。このセイショー式農法は、土壌中に微生物をバランスよく増やしていく微生物有機農法で、農薬を使用しなくても雑草が生えにくく、より手間なく農業に取り組むことができます。

シマフリルについて

 青大葉高菜と日本あざみ菜の交配種で、農林水産省への新種登録も済ませ、特許・商標登録をした新種の野菜です。食料危機を見据えて未来の野菜を作るというコンセプトから、栄養バランスの優れた野菜を開発研究してきました。野菜の最高峰と言われているケールと比較しても食物繊維や鉄・葉酸などがより多く含まれています。味にわさびに似た辛みがありますが後に残らず爽やかで、癌予防に効果的です。わさびを毎日大量に食べるのは難しいですが、シマフリルは食べ方の応用範囲が広く、毎日でも飽きずに食べる事ができます。栄養価が高く油との相性も抜群なので炒め物や揚げ物など、どんな料理にも最適です。シマフリルの別名「緑の葉っぱ なざみちゃん」は、広島県因島でしか栽培されていない事や無肥料・無農薬での栽培等が評価され、「泣ける!広島県」広島県産応援登録商品にも登録されました。

大変なことはありますか?

 これまでにない稀な野菜なので、既成の規格的農産物の流通に乗せられず、販売経路が確立されていません。しかしこの野菜の素晴らしさ、秘めたる力が健康問題や環境問題等を少しでも改善できるのではないかと感じています。

ご自身について教えて下さい

 東京農工大学で環境科学科の土質学を専攻し、土壌に生息する微生物などの研究をしていました。その農工大の同級生が開発研究していた新種野菜の開発・研究を土壌の面からサポートしていましたが、在学中には完成に至らず、卒業と同時に共同研究は中断されてしまいました。卒業後は自衛隊へ2年入り、その後は運輸会社へ勤めていました。大学卒業から22年後、研究を共にしていた友人と偶然にも再会し、彼はシマフリルの栽培研究をまだ続けていたことに驚き、共同研究を再開しましたが、3年後「この野菜をなんとか世に出してほしい」と託され、病気のため亡くなってしまいました。数ヶ月が過ぎても、彼の言葉が頭から離れず、この野菜の栽培は自分にしかできないと決意し46歳で会社へ退職願を提出しました。

因島について…

 栽培を始めるためにあてもなく畑を探し回り、ここ因島外浦町に辿り着きました。因島に来たばかりの頃は、何も持たずに車で畑に寝泊りしていたら最初はお巡りさんと仲良くなりました。栽培するのに忙しくて営業、販売にも行けず、最初の数年は作っては自分で食べて、残りは捨てていました。見かねておにぎりを差し入れしてくれたご夫婦とは今でもお付き合いさせていただいています。本格的に販売しだしたのは2年前のことです。

今後の抱負は?

 因島を無農薬アイランドにしたい。その先頭になるべく、外浦の干拓地の情勢を変えていきたいです。仲間がいれば無農薬の食堂を開いたり、観光農園ができれば人が集まり、サイクリング客も来てくれるようになるでしょう。シマフリルの秘められた本領を発揮させていくために色々な試作をし、製品化、販売をしていきたいと思っています。日本中の方々にシマフリルを美味しく食べてもらう事で、手にしていただいた方々の健康維持のお手伝いができれば幸いです。そして近い将来、シマフリルからバイオディーゼル燃料を製造し、人と地球に優しいエネルギー環境の世の中にしていきたいと考えています。

新入会員紹介

ご入会ありがとうございました。

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因島データ情報

■因島金融データ

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■雇用状況

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■因島 人口・世帯数

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