因島商工会議所 : 所報INNOSHIMA : 2013年4月号

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会議所の動き

平成25年4月号

三橋貴明氏経済講演会開催

 3月28日(木)、芸予文化情報センターにおいて「アベノミクスでどうなる日本経済!?―日本の未来はここから始まる―」のテーマで、日本中の専門家の注目を集める経済評論家三橋貴明氏に、日本のこれからの展望をご講和いただきました。
 テレビ・雑誌・ネットで話題沸騰中ということもあり、県外からの参加者も多く定員280名の会場は満席となりました。受講者アンケートでも「非常に有意義」、「インフレ・デフレや経済の仕組みがよく理解できた」、「非常に刺激的な内容でした」など、満足度ほぼ100%の評価をいただきました。

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第7回通常議員総会にて事業計画(案)・予算(案)を承認

 標記総会を出席議員44名、委任状17名、オブザーバーとして参与3名のもと、ホテルいんのしまにて開催いたしました。村上会頭が議長となって各委員長から事業計画案の発表があり、慎重審議の結果、下記の⑴~⑶議案が原案通り承認されました。
(1)平成25年度因島商工会議所事業計画(案)及び収支予算(案)について
(2)平成25年度因島中小企業相談所収支予算(案)について
(3)平成25年度その他特別会計収支予算(案)について

基本方針

 当因島地区は造船2014年問題が目前に迫り島内全体が不況感が非常に強い。造船で盛えた町因島ではあるが今では不安ムード一色で造船に対抗する強い産業の芽生えも必要と思うが過去の経験を参考にすればすぐには思う様に進まない。
 朗報としては、中国横断自動車道尾道松江線が2014年度全線開通の予定で進んでおり、しまなみ海道と一体となり沿線地区の経済・文化に寄与することが期待されます。又、瀬戸内しま博覧会を2014年開催に向け本年度実行委員会を立ち上げ準備に入ります。観光・イベント・各種体験他多くの行事を春から秋にかけて行い、多数の来客を見込んでいます。
 このような因島の状況下因島商工会議所としてはたちまち造船不況に対しては関係機関への要望を始めとしてあらゆる策を講じ、併せて転業等の指導も行いたい。商業においては遅れていた内海造船跡地への大型商業施設のオープンが今年8月の予定となり、地元商業者の方々には大打撃が懸念されるが、当所も何らかの対応を検討したい。
 又当所の元気な因島づくり特別委員会では、B級グルメ開発を進めており、全国にPR出来る因島ブランド商品を目指して開発に動いています。地域より要望のあった道の駅設置については、前年度の委員会で実施した調査結果をもとに検討し方向性について決めて行きます。
 又、因島水軍まつり・本因坊秀策囲碁まつりの更なる充実、フラワーセンターの有効活用、サイクリストの受入体制強化等経済の活性化に積極的に取り組んで参ります。本年25年度は当所創立60周年でありかつ第23期議員改選もあり、記念イベント実施等多忙の年ではありますが、拓かれた商工会議所を目指し以下の事業を推進して参ります。

重点事業

◆会議所の運営
(1)行政庁等への意見具申・建議並びに連携強化
(2)情報提供と広報活動の強化
◆商業振興対策
(1)市内各地区商店街との共同事業の積極的推進
(2)中心市街地活性化事業の推進
◆工業対策
(1)総合的な造船不況対策への取り組みの実施
◆観光運輸対策
(1)地元イベントの開催協力、支援
(2)海上自衛艦受け入れ体制の充実
(3)産業観光の促進
(4)広域観光の促進
◆金融税務対策
(1)広域経済交流圏の構築
(2)中小企業等に係わる諸制度の周知及び検討・提言
(1)景気・デフレ対策の検討及び諸施策の周知・相談指導
◆地域振興対策
(1)島内道路の早期整備促進
(2)災害に強いまちづくりのための整備推進

収支予算書

平成25年度
因島商工会議所 収支予算
平成25年4月1日~平成26年3月31日

収入の部
科  目 金  額
会費 19,450,000
事業収入 4,200,000
雑収入 501,000
繰越金 1,500,000
合計 25,651,000

支出の部
科  目 金  額
一般事業費 10,700,000
給与費 6,600,000
旅費 700,000
家屋費 370,000
事務局費 2,300,000
会議費 350,000
渉外費 400,000
公課分担費 1,360,000
福利厚生費 1,150,000
退職金 300,000
雑費 50,000
繰出金 500,000
予備費 871,000
合計 25,651,000


平成25年度
因島中小企業相談所 収支決算書
平成25年4月1日~平成26年3月31日

収入の部
科  目 金  額
県補助金 31,283,50
市補助金 2,147,000
会議所負担金 1,700,000
雑収入 239,500
繰越金 0
合計 35,370,000

支出の部
科  目 金  額
俸給等 24,460,000
旅費 400,000
事務費 600,000
福利環境整備費 1,300,000
指導事業費 2,761,000
小規模事業施策普及費 100,000
資質向上対策事業費 200,000
小規模事業対策特別推進費 4,550,000
地域振興推進事業費 600,0000
倒産防止特別相談事業費 350,000
交際費 10,000
雑費 39,000
合計 35,370,000

海上自衛艦来因歓迎会

 3月11日(月)、ポートピアはぶにて、ジャパンマリンユナイテッド㈱因島工場及び内海造船㈱に定期点検のため停泊している海上自衛艦の来因歓迎会を行いました。因島旅館組合、因島料飲組合、(社)因島観光協会、土生町商店街連合会、因島商工会議所による共催で、今年で15回目となり、地元出席者と島内外の来賓合わせた85名と、停泊中の5隻、乗員約300名を代表して29名の自衛官が参加しました。
 式では、最初に東日本大震災の犠牲者へ黙とうをささげた後、地元を代表して平谷尾道市長より歓迎の挨拶をいただき、自衛艦を代表して、くにさき艦長の岡田岳司一等海佐からお礼の言葉をいただきました。懇親会では来因を歓迎して、因島南中学校2年生の毛利公美さんから琴を演奏していただき、また、自衛艦側からは、各艦艇の日頃の業務と当時の被災地での活動の様子について映像を混ぜながら説明していただきました。式の最後には記念品として八朔をはじめとした柑橘を贈呈し、盛会裏に終了しました。

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尾道・三原・因島商工会議所 工業委員会交流懇談会

 3月27日(水)、尾道・三原商工会議所の工業委員会との交流懇談会を開催しました。毎年、各会議所が持ち回りで幹事を務めており、今回は因島が幹事を務めました。
 最初に地元企業の視察ということで、今年1月1日付で㈱IHIマリンユナイテッドと合併した、ジャパンマリンユナイテッド㈱因島工場の視察を行いました。企業視察では、当所の工業委員でもある西潟工場長より日立造船因島工場の歴史や合併後の展開についてのお話と、実際に工場内を回りながら、修繕中の船舶の規模や役割等について説明をいただきました。
 その後、場所をホテルいんのしまに移し、当所の宮地副会頭の歓迎の挨拶の後、尾道の杉原工業委員長、三原の大目木工業委員長、因島の新開工業委員長から各地域の状況と会議所活動の報告をいただき、引き続き懇親会で意見交換を行い交流を深めました。
 次回は尾道商工会議所の幹事で開催されます。

因島ものづくり企業見学ツアー

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 3月26日(火)、当所工業委員会主催、尾道市ふるさと就職促進協議会後援の第8回因島ものづくり企業見学ツアーを開催しました。地元のものづくり企業を近隣の高校生・高専生に知ってもらおうという取り組みで、学生35名、教員7名が参加しました。

11807_558587790828775_1759404067_n.jpg 見学企業は万田発酵㈱、㈱岡恒鋏工場、㈱三和ドックの3社で、最初の見学先の万田発酵㈱では、海外展開にも力を注いでいる主力商品の万田酵素の貯蔵施設の見学を行い、原材料の説明や熟成過程中の酵素の状態について説明を受けました。また、万田びっくりファームでは、万田酵素で育成している農作物の見学と説明を受け、育てている農作物の試食を行いました。



531880_558587804162107_554066456_n.jpg 続いて、園芸用鋏の分野で国内トップシェアの㈱岡恒鋏工場の見学を行いました。企業説明では、製造製品である剪定鋏や海外メーカーとの競争力をつけるためオートメーション化した仕上げ工程についての説明をいただき、その後工場内での作業工程の見学を行いました。


601754_558587860828768_174847242_n.jpg 最後に、日本一の修繕船数を誇る㈱三和ドックの見学を行いました。企業説明では、効率よく修繕を行うためのドック管理の様子や新造船とは違い船によって修繕箇所や方法が異なる修繕作業の奥深さについて説明を受けました。また、工場見学ではドック内にある修繕船の様子等を見学しました。
 工業委員会では、地域の若者に地元企業を知ってもらい、その魅力を伝えるため、来年も引き続き企業見学ツアーを実施していきます。


尾道市中小企業人材育成セミナーが開催されました

923494_558587680828786_1907463467_n.jpg 去る2月26日(火)、因島市民会館にて「尾道市中小企業人材育成セミナー(因島会場)」が開催されました。
 市内中小企業従業員向けに今年度から新たな取り組みとして開催し、因島会場では9社20名、また翌27日(水)の尾道会場では16社29名の参加がありました。
 本研修では、これから企業で中心的な役割を担っていく中堅従業員に、求められる能力・心構えや社内でのコミュニケーションの重要性等を学んでいただきました。グループでのゲームや演習を通じた体験型の研修のため、楽しみながら学べたほか、受講者同士の交流も深めることができ、充実した研修となりました。受講者からも「とてもよかった!また参加したい」と好評を得ています。
 平成25年度も同様な研修を開催予定です。中堅従業員をはじめ、社内従業員の研修をお考えの事業所におかれましては、次回ぜひご参加をご検討ください。日程等詳細が決まりましたら、また本会誌等でお知らせいたします。

小さなマチオモイサロンin因島

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 因島重井町出身のコピーライター村上美香さんが作った冊子「しげい帖」が、各地のクリエーターを通して広がり、日本全国13カ所で同時に「my home town わたしのマチオモイ帖 日本中がマチオモイの春!」が開催されました。3月24日に行われた「小さなマチオモイサロンin因島」では地元で活躍の方々とのトークショーがあり、当所会員のプチフール代表原山奈美さん、陶芸家吉野瞬さんにご出演頂きました。