因島商工会議所 : 所報INNOSHIMA : 2013年2月号

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会議所の動き

平成25年2月号

因島地区新年互礼会盛会に開催

 因島商工会議所が世話人となり、2013年因島地区新年互礼会を1月10日(木)午後6時からポートピアはぶで開催しました。島内外から関係機関、各種団体の長、当所議員・参与など107名の参加があり盛会裏に終了しました。
 最初に世話人を代表して当所村上会頭の挨拶の後、来賓を代表して平谷尾道市長から祝辞を頂戴しました。その後、島外からのご来賓の紹介に続いて、アトラクションとして「宮城会」による美しい琴と尺八の演奏の余韻さめやらぬ中、松浦県議の乾杯の音頭により祝宴に入りました。最後に檀上尾道市議会議長の締めの言葉で互礼会は終了となりました。

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島外からのご来賓

尾道市 平谷市長
広島県議会 松浦議員
尾道市議会 檀上議長
上島町 柏原副町長
上島町議会 土居議長
尾道商工会議所 今岡副会頭
尾道しまなみ商工会 内海会長
中国運輸局因島海事事務所 西村所長
因島警察署 松尾署長
商工組合中央金庫福山支店 植田支店長
㈱日本政策金融公庫尾道支店 佐藤融資課長
広島県信用保証協会三原支所 重田支所長

1月23日常議員会

 最初に尾道市商工課長岩﨑光博氏から尾道市の商工施策について、雇用・労働施策、経営基盤強化、創業促進事業等の説明を受けました。また、今年度末で終了する緊急融資制度について、もう一度新制度として実施することを検討しているということでした。質疑では議員から、商店街支援について、その都度支援策を実施するより、大型店の出店を条例等で規制すれば地域に小売店が残り、移動手段が少ない高齢者にとっても住みやすい街づくりができるのではないかと意見がありました。
 続いて協議事項として、海上自衛艦来因歓迎会を3月中に開催することを決定しました。

尾道市への請願が採択されました

 平成24年11月22日、巻幡総務委員長他1名で尾道市議会へ不況対策に関する請願書を提出し、12月4日第5回定例会で採択されました。

不況対策に関する請願書

 因島の基幹産業であり、地域経済・社会に多大な影響力を持つ造船業の2014年問題(下請け事業者にとっては2013年問題)が目前に迫り、今後、事業所の廃業・閉鎖、失業者の増大等激変の時代に突入することが憂慮されます。造船関連各社は事業の存続及び雇用の維持に向け、赤字覚悟の受注にも踏み切らざるを得ない状況にもかかわらず、それでもなお受注が厳しい状況に追い込まれており、血の滲む思いで対応努力をしているところではありますが、民間のみの対応には限界があります。
 尾道市では造船産業の振興を図るべく尾道市造船産業振興ビジョンを策定し、中長期的な取り組みを始めていただいたところではございますが、まず喫緊の課題としての2014年問題を乗り越えなければなりません。
 つきましては、行財政非常に厳しきことは重々承知致しておりますが、廃業・閉鎖を最小限にとどめ、雇用の確保を図るため、公共事業、補助金、緊急融資及び小規模事業者経営改善資金貸付等利子補給金交付制度の継続並びに補給率アップ、遊休設備の固定資産税減免、IT関連事業創出のための光ファイバー等通信インフラ整備、その他あらゆる手段を講じて下さいますよう議会の特段のご配慮をご請願いたします。

 次に、当所の6常任委員会(総務、経済、工業、商業、観光運輸、地域開発)において、要望・提言を以下各項目のとおり取りまとめ、村上会頭他2名により12月3日に尾道市長へ直接手渡しました。

要望・提言書

  1. しまなみ海道を自転車で渡れる魅力を最大限に引き出すためのサイクリングロードの整備をお願い致します。(ブルーラインが田熊町で途切れているため、土生港(レンタサイクル施設)まで延長して欲しいとの強い要望あり)
  2. 指定管理者制度の応募資格を尾道市内に本社を置く事業所に限定して下さいますようお願い致します。このことは、地域の産業振興につながり、地域経済の活性化と地元の雇用確保につながります。
  3. 家老渡バス停~日立造船西門間の道路が狭く、朝夕の通勤時は特に車が混み合い、離合困難であり事故につながる可能性が非常に高いため、早期に道路拡張整備をお願い致します。
  4. 地蔵鼻は歴史のある観光名所であり、子授け・安産における願い事では全国的にも知名度があり遠方よりの来訪者も多いのですが、観光バスが入ることができないため、早期に整備下さいますようお願い致します。
  5. 広島県と愛媛県が連携して、しまなみ海道や瀬戸内海を舞台にした大島博覧会を2014年の開催を目指して取り組まれます。当所はこれに併せて島内イベントとして仮称「水軍サイクリングまつり」の開催を構想していますので、是非ともご支援・ご協力下さいますようお願い致します。

要望・提言への回答

  1. ブルーラインは県の事業で、あくまで自転車でしまなみ海道を渡る推奨ルートを示すものであり、横道にそれるラインの計画はない。もし1カ所でも認めてしまうと、他の所からも要望が出てしまうので難しい。ただし、標識を設置するというのであれば可能である。
  2. 指定管理者制度の見直しを検討してみる。
  3. 幅員はできない。部分的については現場を見ないと判断できないので、一度現場を見てから判断する。
  4. 他地区でも同様の状況の所が多くあり、観光のためという理由では因島だけ優先にはできない。ただし、三庄の5区のあたりの狭い道路については救急車両の通行のための拡張を現在検討している。
  5. 現在、市では県の支援をいただき2~5歳が参加するキッズサイクリングを、大浜記念公園をスタート地点として行う予定です。因島商工会議所でもサイクリングイベントを計画されているなら一緒にしませんか。