いろいろ因島情報
第7回 特集 柑橘のお勉強part2
因島観光協会だより
第6回に続き、因島で生産されている柑橘の種類を紹介します♪
安政柑(あんせいかん)
安政年間に因島田熊町で発見され、地元では明治の中ごろ、「青ン坊」という名称で増殖されました。
昭和43年に農商務省興津試験場長 恩田 鉄弥博士により「安政柑」と命名され、需要も伸びていきました。
味は、さっぱりしています。
せとか
清見、アンコール、マーコットを親に持ちます。熟期は2月下旬で剝皮は簡単、じょうのう膜も薄く芳香があります。通常、種なしで食味も良好です。
レモン
柑橘類のなかでは、寒さに最も弱いものの1つです。亜熱帯原産のため、日本国内だと寒さに加えて夏も湿度不足気味で、国産のレモンは皮が肉厚になるのが特徴です。
料理によく使われ、すっぱいです。
甘夏(あまなつ)
夏みかんは、ナツダイダイ、ナツカンなどとも呼ばれている山口県産のみかんです。国産の生産量も温州みかんに次いでいます。
多汁で酸味が強いので、生食だけではなく、ジャムなどの加工品にもよく使われます。
ユズ
みかん類の中では最も寒さに強く、岩手県、秋田県以北を除く全国各地で栽培が可能です。古くから日本料理などに幅広く用いられ、皮は吸い物などの香りづけに使われ、果汁はポン酢の原料になります。冬至には柚子風呂に入ると「1年中風邪をひかない」と言われています。
伊予柑(いよかん)
明治19年に山口県で発見され、愛媛県の特産品で全国の総生産量の8割近くを占めています。当初は「伊予みかん」とよばれていましたが、温州みかんとの混同を避けるために「伊予柑」とよばれるようになりました。果汁が多く、甘味があります。
金柑(きんかん)
中国南部の原産で、寒さには比較的強いほうなので、温暖な地であれば関東以北でも栽培が可能です。果皮を食べ、砂糖漬けやマーマレードなどでは実も利用されます。柑橘類のなかで最も栄養価が高いものとされています。
スダチ
万葉集の時代から愛用されていた徳島県特産の香酸柑橘類です。たくさんの実がなるので、育てやすい果樹の1つです。果実は小さく皮が薄くむきにくく、スライスしたり果汁を搾って、スダチの香りを料理の風味づけに使います。
ちょこっと情報安政柑も発祥の地!
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因島観光協会だより 所報INNOSHIMA 2013年2月号