因島商工会議所 : 因島業界動向(平成30年1月~3月)

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因島業界動向(平成30年1月~3月)

1.【トピックス】

◆因島商工会議所関連◆

囲碁打ち初め

 1月5日、本因坊秀策囲碁記念館にて、新年の囲碁打ち初めがあり、日本棋院因島支部の会員25人が3クラスに分かれ対局しました。1月6日は第9回本因坊秀策囲碁記念館子ども囲碁大会が開催され、37人の少年少女が参加しました。

◆新年互礼会開催◆

 1月9日、18時からホテルいんのしまにおいて、2018因島地区新年互礼会を開催しました。出席者は官公署・諸団体から50名、会議所から議員・参与51名、一般会員企業・事務局13名の合計114名が出席し、新年の門出を祝いました。最初に村上祐司会頭より挨拶があり、続いて来賓を代表して平谷祐宏尾道市長から祝辞を頂戴しました。その後アトラクションとして因島高等学校吹奏楽部による演奏が行われ、松浦幸男広島県議会議員の乾杯の音頭で祝宴に入りました。最後に尾道市議会吉田尚徳議長の締めの言葉で互礼会は終了しました。

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◆因島技術センターで配管艤装研修◆

 2月6~9日、因島技術センターは配管艤装の初級専門技能研修を内海造船因島重井事業所で行い、全国から6社、7人が受講した。入校式では本瓦造船の井上さんが決意表明を行い、9日の修了式では臼杵造船所の藤原さんが謝辞を述べた。

◆第14回「全国ジャンボ大根フェスティバル2018」開催◆

3月11日、大根の重さを競う第14回「全国ジャンボ大根フェスティバル2018」が万田発酵敷地内であり、約3,500人でにぎわった。出品は一般の部108点で、一般の部の優勝は今治市の岡田雄治さんが栽培した35.36キロの大根。子供の部は名古屋市立大磯小学校が栽培した14.02キロの大根が優勝しました。

◆自衛艦来因歓迎会◆

3月13日、18時30分より芸予文化情報センターにおいて、第20回海上自衛艦来因歓迎会が因島商工会議所、(一社)因島観光協会、因島旅館組合、因島料飲組合、土生町商店街連合会の共催で開催されました。ジャパンマリンユナイテッド(株)因島工場に検査・修理のため入港している輸送艦くにさき、訓練支援艦てんりゅう、掃海艇あいしま、掃海艇ながしまから艦艇長を始めとして44名の自衛官が出席され、地元企業・団体等から78名が参加し歓迎をしました。

◆囲碁女流秀策杯開催◆

3月17・18日、第72回本因坊秀策囲碁まつりの一環である第7回女流秀策杯が向島町の市民センターむかいしまで行われ、初出場の上野愛咲美女流棋聖が優勝しました。女流秀策杯はプロとアマ棋士8人ずつ出場し、決勝は上野女流棋聖と日本棋院の青葉5段で約100分間の熱戦の末、上野女流棋聖は中押しで勝利しました。また、県内外の囲碁愛好家の女性78人によるクラス別競技大会や、指導碁もありました。

◆企業合同求人説明会◆

 3月20日、県立びんご運動公園健康スポーツセンターメインアリーナにおいて、尾道地域企業合同求人説明会を開催しました。将来の尾道を担う来春卒業予定の大学生や専門学生、更には既卒者、一般求職者と尾道市内の事業者が出会うチャンスの場として開催され、製造業や社会福祉法人など127社がブースを構え、101名の求職者が参加しました。

◆因島ものづくり企業見学ツアー実施◆

3月23日、因島にある企業や産業を地元高校生に知ってもらうため因島ものづくり企業見学ツアーを開催しました。因島高校、瀬戸田高校、尾道高校、弓削高校、弓削商船高等専門学校から生徒16名、教員4名の合計20名は、日立造船㈱因島工場内の㈱アイメックス、内海造船㈱因島工場、JMU㈱因島工場を訪問して、各事業内容や工場内での製品製造の様子などについて説明を受けました。

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◆造船技術の伝承へ研修◆

11月10日、因島技術センターは三和ドックで鉄を曲げる堯鉄中級専門技能研修を実施し、5日間の研修を終了しました。造船技術の伝承が目的で、全国の造船所から12人の研修生が技術を学びました。
12月6日には、内海造船因島工場で溶接の中級専門技能研修を実施しました。溶接の技術・技能のワンランクアップを目指して、造船関連4社から参加された9人は15日まで技術を学びました。

◆第63回優良従業員表彰を実施◆

11月29日、因島市民会館で「第63回優良従業員表彰式」を実施しました。従業員70名(10年表彰14事業所26名、20年表彰11事業所30名、30年表彰7事業所7名、40年表彰4事業所7名)の優良な勤務者を表彰し、被表彰者代表として内海造船(株)の岡本正博さんが謝辞を述べられました。

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㈱内海造船関連トピックス

~進水式・完工~
 1月15日、内海造船因島工場で乗用車運搬船「トランスハーモニー1」が完工しました。全長約199.90メートル、全幅32.20メートル、総トン数約5万200トン、車両搭載能力(乗用車)約3,000台、乗組員25人、航海速力約19.75ノット、船籍パナマ。
1月31日、内海造船因島工場で建造中の3,000台積の自動車運搬船「トランスハーモニー2」が進水しました。全長約199.99メートル、全幅32.20メートル、深さ30.33メートル、総トン数約5万200トン、車両搭載能力(乗用車)約3,000台、乗組員25人、航海速力約19.75ノット、船籍パナマ。 
 2月28日、内海造船瀬戸田工場で建造中の旅客船兼自動車航送船「ななしま」が完工しました。全長55.13メートル、全幅13メートル、深さ9.10メートル、総トン数765トン、車両搭載能力(乗用車のみ)31台、乗組員6人、航海速力約13.5ノット、船籍松山。
 3月16日、内海造船瀬戸田工場で建造中の貨物船「アロウカリア」が進水しました。全長160.80メートル、全幅26メート、深さ14メートル、総トン数1万6,800トン、載貨重量約2万7,200トン、航海速力約13.5ノット、船籍はパナマで、6月上旬に完工予定。



2.【因島経済動向調査(DI方式)報告】

(調査の概要)
1、調査方法 FAX送信によるアンケート調査(景気観測調査の回答使用)
2、調査内容 ①景況のほか、生産額・売上額など6項目について、平成29年6月の状 
          況と前 年同月調査との比較
         ②同一項目における平成29年7月~9月の先行き見通し
3、調査時期 6月初旬~下旬
4、調査対象 55社(製造業:17社 非製造業:38社)
5、回収状況 回答 39社(製造業:16社 非製造業:23社)
  回答率 70.9%

DI:各調査項目についての判断の状況を示す。ゼロを基準に、プラスの値は景気の上向き傾向(「良い」)をあらわす回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(「悪い」)をあらわす回答割合が多いことを示す。

DI=(増加・好転など「良い」の回答割合)―(減少・悪化など「悪い」の回答割合)

※注 原材料・商品仕入価格:DI=(下降)-(上昇)
       製品・商品在庫:DI=(不足)-(過剰)
       従業員:DI=(不足)-(過剰)


~因島景況の総括 平成30年3月期~

 全業種DI(良い-悪い)は、5(前回12月調査▲8、H29.3月調査▲22)で前回調査から比較すると13ポイント上昇した。
 製造業では、船舶造修が40(前回12月調査▲20)で新造船に関しては横ばい感が強く、受注を2~3年先を見据えて計画している最中である。また、韓国や中国の修繕は安価で競合が過熱し、悪化傾向にある。機械金属40(前回12月調査50)で、製造業DIは25(前回12月調査0、H29.3月調査▲29)で、製造業では景況感の「悪化」の回答はなかったため、業界全体を前回調査から押し上げることになった。
 非製造業では、建設業が0(前回12月調査▲17)、卸売業▲33(前回12月調査0)、小売業が0(前回12月調査0)、運輸・サービス業0(前回12月調査▲22)で、非製造業DIは▲9(前回12月調査▲13、H29.3月調査▲17)で4ポイント上昇した。

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【平成30年3月期 景況DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H29.3月》

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【平成30年4月~6月の先行き見通し 因島景況】

 全業種DI(良い-悪い)は、▲32(前回12月調査▲10、H29.3月調査▲17)と前回調査から22ポイント下降した。製造業では、船舶造修が▲20(前回12月調査0)、機械金属0(前回12月調査25)で、製造業DIは▲25(前回12月調査0、H29.3月調査▲29)で、全体的にこの先の不透明感が影響して前回調査からは下降する見込みとなった。
 非製造業では、建設業が0(前回12月調査0)、卸売業▲83(前回12月調査0)、小売業が0(前回12月調査▲33)、運輸・サービス業▲37(前回12月調査▲33)で先行きは慎重な見方が残っており、非製造業DIは▲36(前回12月調査▲17、H29.3月調査▲10)で前回12月から19ポイント下降する見込みとなった。

【平成30年4月~6月の先行き見通し 景況DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H29.3月》

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~因島生産額・売上の総括 平成30年3月期~

 全業種DI(良い-悪い)は▲8(前回12月調査▲2、H29.3月調査▲16)で6ポイント下降した。
 製造業では、船舶造修が0(前回12月調査▲20)、機械金属40(前回12月調査50)で、製造業DIは6(前回12月調査12、H29.3月調査▲11)と船舶造修の上昇もあり、ほぼ横ばいとなった。
 非製造業では、建設業が▲40(前回12月調査▲17)、卸売業▲33(前回12月調査▲17)、小売業が0(前回12月調査0)、運輸・サービス業0(前回12月調査▲11)となり、非製造業DIは▲18(前回12月調査▲12、H29.3月調査▲18)で6ポイント下降したものの、「好転」から「不変」へ回答した企業が増えたことが要因であることに留意したい。

【平成30年3月期 売上DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H29.3月》

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【平成30年4月~6月の先行き見通し】

 全業種DI(良い-悪い)は▲26(前回12月調査▲15、H29.3月調査▲20)で前回調査から見ると11ポイント下降した。製造業では船舶造修▲20(前回12月調査0)、機械金属0(前回12月調査25)で製造業DIは▲31(前回12月調査0、H29.3月調査▲47)と下降する傾向での見方が強かった。
 非製造業では、建設業が20(前回12月調査▲16)、卸売業▲50(前回12月調査17)、小売業が0(前回12月調査▲33)、運輸・サービス業▲38(前回12月調査▲56)で非製造業DIは▲23(前回12月調査▲25、H29.3月調査▲4)と前回調査からはほぼ横ばいとの見方であった。


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3.【在因島金融機関取扱い(残高)状況】

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4.【企業倒産状況】(負債総額1,000万円以上)

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5.【月間有効求人数・月間求職者数・求人倍率】

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6.【経営改善資金推薦状況】

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7.【因島商工会議所会員数】

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8.【今期のアンケート調査結果】

 労働需給の逼迫や大企業を中心とした企業業績の改善から、賃上げの動向が注目されており、これに関連して、正社員における平成29年度(平成29年4月~平成30年3月)の賃上げ(定期昇給、べースアップ、手当の新設・増額、一時金の増額)の実績についてのアンケート結果。
回答件数 21件

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