因島業界動向(平成29年7月~9月)
1.【トピックス】
◆因島商工会議所関連◆
本因坊秀策囲碁まつり開催
7月8、9日に第71回本因坊秀策囲碁まつりが因島市民会館で開催されました。プロアマ各8人で争う本因坊秀策杯は洪爽義初段が初優勝し、賞金100万円を獲得しました。また、県内外の愛好家172人によるクラス別競技大会や指導碁もありました。
しまなみビーチ海開き
7月8日にアメニティ公園、しまなみビーチにて海開きが開催され、神事に続いて、ミニトライアスロンを実施、小中学生32人はスイミングとランニングで競い合いました。
高校生向け就職説明会開催
7月21日に来春卒業を予定する高校生を対象にした事業所説明会が県立びんご運動公園健康スポーツセンターメインアリーナで開催され12校から160人の生徒が参加しました。参加企業96社がブースを構え、採用情報・相談コーナーなど設けて実施しました。
旭日小綬章受賞記念祝賀会 開催
7月24日に、ポートピア土生にて当所の村上祐司会頭の旭日小綬章受賞記念祝賀会が開催され、国会議員、尾道市長、尾道市議会議長、市議会議員をはじめ、経済界などの各界からおよそ170人が出席しました。謝辞では「慶びを皆さんと分かち合いたい。これからも地域の発展のために健康に留意し頑張りたい。」と述べました。
「新入社員激励会」開催
7月27日に入社後3ヶ月を経過し、職場への定着が期待できる新入社員を激励するために「新入社員激励会」を開催しました。本会は、今後長く地元企業での就労を促進する目的を持って実施しており、因島総合支所長の祝辞を頂いた後、TSUTAYA事業部マネージャーの黒岩禅先生の講演会を実施しました。一般受講者を含む40名の参加がありました。
宮島さん協賛「いんのしま水軍花火大会」開催
7月29日に因島の夏の風物詩である宮島さん協賛「いんのしま水軍花火大会2017」が開催されました。土生・生名水道に設置された船台から最大直径24センチの8号玉を初めとする約1500発の花火が打ち上げられました。夏の夜空を彩る花火大会は多くの感動を与え、観客も賑い事故もなく成功に終わりました。
「第47回因島商工会議所珠算競技大会」開催
8月10日に47回目となる当所主催の珠算競技大会が開催されました。競技は、1部(小学2年生以下の部)12名、2部(小学3年生の部)7名、3部(小学4年生の部)7名、4部(小学5年生の部)9名、5部(小学6年生の部)14名、6部(中学生の部)7名 合計56名の参加者で、かけ算、わり算、みとり暗算、みとり算の4種目で行われました。
47回目も無事に実施できました。
企業合同求人説明会
8月22日に県立びんご運動公園健康スポーツセンターメインアリーナにおいて、尾道地域企業合同求人説明会が開催され、参加企業103社でブースを構え、77名の求職者の参加がありました。
尾道公共職業安定所の発表では、尾道市と世羅町の7月の有効求人倍率は前月を0.8ポイント上回る1.61倍、2ヶ月連続で前月を上回り、新規の求職者数は457人で求人は1,304人でした。
いんのしま水軍まつり開幕
8月26,27日しまなみビーチで因島水軍まつり「火まつり」「海まつり」が開催され、「島まつり」とあわせて6万人の来場者で賑わいました。「火まつり」には因島村上水軍陣太鼓や能島など5団体が揃い、演奏を繰り広げた。「跳楽舞」のコンテストには7団体が出場し、開場には天満市長(三原市)を始め小早川隆景武将隊・三原やっさ踊り振興協議会が登場し、築城450年事業を行っている三原市にぜひお越しくださいと呼びかけました。「海まつり」の小早レースには、過去最多の63チーム1,200人が出場し熱戦を繰り広げました。1部優勝チームは結成16年の「田熊火消屋」が悲願を達成しました。
㈱内海造船関連トピックス
~進水~
8月23日に内海造船因島工場で建造中の3,000台積自動車運搬船「トランス ハーモニー」が進水した。全長199.9m、幅32.20m、深さ30.33m、総トン数5万200、乗組員25人、航海速力約19.75ノット、船籍はパナマです。
9月7日に内海造船瀬戸田工場で建造中のフェリー「あけぼの丸」が進水した。全長約121.4m、幅16m、深さ10.6m、総トン数2,700、乗組員12人、航海速力約20.2ノット、船籍は愛媛県八幡浜市です。
~完工~
9月8日に内海造船瀬戸田工場で建造中の貨物船「アムボレラ」が完工した。全長160.8m、幅26m、深さ14m、総トン数1万6774、乗組員24人、航海速力約13.5ノット、船籍はパナマです。
2.【因島経済動向調査(DI方式)報告】
(調査の概要)
1、調査方法 FAX送信によるアンケート調査(景気観測調査の回答使用)
2、調査内容 ①景況のほか、生産額・売上額など6項目について、平成29年6月の状
況と前 年同月調査との比較
②同一項目における平成29年7月~9月の先行き見通し
3、調査時期 6月初旬~下旬
4、調査対象 55社(製造業:17社 非製造業:38社)
5、回収状況 回答 39社(製造業:16社 非製造業:23社)
回答率 70.9%
DI:各調査項目についての判断の状況を示す。ゼロを基準に、プラスの値は景気の上向き傾向(「良い」)をあらわす回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(「悪い」)をあらわす回答割合が多いことを示す。
DI=(増加・好転など「良い」の回答割合)―(減少・悪化など「悪い」の回答割合) ※注 原材料・商品仕入価格:DI=(下降)-(上昇) |
~因島景況の総括 平成29年9月期~
全業種DI(良い-悪い)は、▲22(前回6月調査▲21、H28.9月調査▲17)で前回調査から比較すると1ポイント下降した。
製造業では、船舶造修が▲20(前回6月調査▲20)で今期は前年同期と比較しほぼ横ばいであるものの海外・国内の競争は激化していて船価は依然として低い、修繕についても前年並みであり厳しい状況は続いている。機械金属0(前回6月調査▲60)で改善し、製造業DIは▲13(前回6月調査▲38、H28.9月調査▲29)で前回調査から25ポイント上昇した。
非製造業では、建設業が▲20(前回6月調査0)、卸売業▲14(前回6月調査17)、小売業が0(前回6月調査0)、運輸・サービス業▲50(前回6月調査▲37)で、非製造業DIは▲28(前回6月調査▲8、H28.9月調査▲4)で仕入価格等の上昇で収益を圧迫されていることもあり、10ポイント下降した。
【平成29年9月期 景況DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H28.9月》
【平成29年10月~12月の先行き見通し 因島景況】
全業種DI(良い-悪い)は、▲12(前回6月調査▲13、H28.9月調査▲24)と前回調査から1ポイント改善した。製造業では、船舶造修が0(前回6月調査▲0)、機械金属0(前回6月調査▲20)で、船舶造修では横ばいで推移するとの見方は強い。製造業DIは▲7(前回6月調査▲19、H28.9月調査▲24)と前回調査からは改善する見込みとなった。
非製造業では、建設業が▲20(前回6月調査▲20)、卸売業▲29(前回6月調査▲33)、小売業が0(前回6月調査▲25)、運輸・サービス業▲10(前回6月調査25)でサービス業界は仕入価格の上昇を懸念し下降しているため、非製造業DIは▲16(前回6月調査▲9、H28.9月調査▲16)で前回6月調査から7ポイント下降した。
【平成29年10月~12月の先行き見通し 景況DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H28.6月》
~因島生産額・売上の総括 平成29年9月期~
全業種DI(良い-悪い)は▲29(前回6月調査▲18、H28.9月調査▲17)では下降を示す結果となった。
製造業では、船舶造修が▲20(前回6月調査40)、機械金属▲20(前回6月調査▲40)で、製造業DIは▲31(前回6月調査▲18、H28.9月調査▲35)と船舶造修は大幅に下降し、機械金属は改善しているが「悪化・(20%)」から「不変・(80%)」への変化が主因である。
非製造業では、建設業が▲20(前回6月調査▲20)、卸売業▲29(前回6月調査▲33)、小売業が0(前回6月調査25)、運輸・サービス業▲40(前回6月調査▲25)となり、非製造業DIは▲28(前回6月調査▲18、H28.9月調査▲4)で消費者の節約志向は強く下降した。
【平成29年9月期 売上DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H28.9月》
【平成29年10月~12月の先行き見通し】
全業種DI(良い-悪い)は▲20(前回6月調査▲16、H28.9月調査▲12)で前回調査から見ると4ポイント下降した。製造業では船舶造修▲20(前回6月調査▲40)、機械金属▲0(前回6月調査▲20)で製造業DIは▲19(前回6月調査▲32、H28.9月調査▲6)と前回比較では上昇するとの見方であった。
非製造業では、建設業が▲20(前回6月調査0)、卸売業▲29(前回6月調査▲67)、小売業が0(前回6月調査0)、運輸・サービス業▲20(前回6月調査37)で非製造業DIは▲20(前回6月調査▲4、H28.9月調査▲16)と前回調査から下降するとの見方であった。
8.【今期のアンケート調査結果】
一時金について、昨夏(H28年夏)と比較して、貴社の正社員における今夏(H29年夏)の動向についてアンケート調査したところ、23社より回答をいただき、下表のとおりでした。
回答件数 23件