因島商工会議所 : 因島業界動向(平成29年10月~12月)

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因島業界動向(平成29年10月~12月)

1.【トピックス】

◆因島商工会議所関連◆

因島カレンダー初制作

 10月20日、因島の魅力を知ってもらおうと、因島商店街連絡協議会は、島の風景や伝統行事の写真を使った「因島2018ふるさとカレンダー」を制作し、販売しました。カレンダーは500部作成販売で観光客や島外に住む家族に贈る住民が買いに来ました。

◆第2回造船鉄工祭開催◆

10月21日、22日因島重井町の因島鉄工団地と市立重井中学校体育館で造船鉄工祭が開催され、親子連れらが見学や実験などを通じて造船の仕事に親しみました。体育館では、木ねじを木に打ち込む作業や模型の船をロウソクの炎で動かす実験コーナーが設けらていて、子供たちの人気を集めていました。団地で実習生として働くベトナム人やインドネシア人らが母国料理を販売する模擬店もありました。

◆湊かなえさん原作の映画「望郷」上映◆

10月28日、因島出身の作家、湊かなえさんの原作で因島を中心に撮影された映画「望郷」がシネマ尾道と福山駅前シネマモードで上映されるにあたり、監督や出演者たちが挨拶に訪れました。
尾道では因島総合病院や瀬戸田港、福山では「ミロクの里」などでロケをして、舞台挨拶は菊池健雄監督、寛地谷しほりさん、大東駿介さんの3人が訪れました。

◆造船技術の伝承へ研修◆

11月10日、因島技術センターは三和ドックで鉄を曲げる堯鉄中級専門技能研修を実施し、5日間の研修を終了しました。造船技術の伝承が目的で、全国の造船所から12人の研修生が技術を学びました。
12月6日には、内海造船因島工場で溶接の中級専門技能研修を実施しました。溶接の技術・技能のワンランクアップを目指して、造船関連4社から参加された9人は15日まで技術を学びました。

◆第63回優良従業員表彰を実施◆

11月29日、因島市民会館で「第63回優良従業員表彰式」を実施しました。従業員70名(10年表彰14事業所26名、20年表彰11事業所30名、30年表彰7事業所7名、40年表彰4事業所7名)の優良な勤務者を表彰し、被表彰者代表として内海造船(株)の岡本正博さんが謝辞を述べられました。

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◆会員と共済加入者の集いを開催◆

11月29日、当所会員と共済加入者の方々に、日ごろの感謝をこめて「会員と共済加入者の集い」を市民会館大ホールにて開催し、会員と関係者、一般の方も含め800名余りが来場されました。今回は、「爆笑!スターものまね王座決定戦!」でお馴染みの市原
利香さんとマロン陵さんとミッション鈴木さんの「ものまね歌謡ヒットパレード」を
行った後、恒例の商品券が当たる抽選会も行い盛り上がりました。

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◆村上海賊の食文化シンポジウム開催◆

 12月17日、因島市民会館で日本遺産に認定された村上海賊について、食文化を通じて考えるシンポジウムが開かれました。
 日本遺産大使で料理人の村田吉弘さんと三国清三さんがしまなみ海道のオコゼとグリーンレモンを使った創作料理を披露し、約650人が参加し試食しました。尾道市と今治市 などでつくる村上海賊魅力発信推進協議会からの依頼で開発された創作料理は今後、商品化を目指しています。

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◆因島ウォーキング大会を開催◆

 12月3日、「因島ウォーキング大会」が開催され、テレビでお馴染みの西田篤史さんを迎えて、市内外から約575人が参加し、2コースに分かれて海や島の景色を楽しみながら散策しました。Aコースは「あっちゃんと歩くスイーツ散策コース」で、開会式があった因島大浜町の因島アメニティ公園から出発し、西田さんといっしょに因島名物のスィーツを食べながら329人が5キロを歩きました。「Bコースは海を渡ろう!因島半周コース」で生口橋往復など島の名所をめぐる20キロを228人が歩きました。

㈱内海造船関連トピックス

 12月4日、内海造船瀬戸田工場では、775総トン型鋼製旅客船兼自動車運搬船「ななしま」が進水しました。全長55メートル、深さ9.1メートル、総トン数775トン、航海速力13.5ノット、船籍は松山市です。
12月18日、内海造船瀬戸田工場では、8600総トン型旅客船兼自動車航送船「シルバーティアラ」が進水しました。全長148.8メートル、深さ14.1メートル、総トン数8600トン、航海速力19.7ノット、船籍は八戸市です。
 12月13日、内海造船瀬戸田工場で建造中の2700総トン型鋼製旅客船兼自動車運搬船「あけぼの丸」が完工しました。全長121.41メートル、深さ10.6メートル、総トン数2694トン、航海速力20.2ノット、船籍は愛媛県八幡浜市です。







2.【因島経済動向調査(DI方式)報告】

(調査の概要)
1、調査方法 FAX送信によるアンケート調査(景気観測調査の回答使用)
2、調査内容 ①景況のほか、生産額・売上額など6項目について、平成29年6月の状 
          況と前 年同月調査との比較
         ②同一項目における平成29年7月~9月の先行き見通し
3、調査時期 6月初旬~下旬
4、調査対象 55社(製造業:17社 非製造業:38社)
5、回収状況 回答 39社(製造業:16社 非製造業:23社)
  回答率 70.9%

DI:各調査項目についての判断の状況を示す。ゼロを基準に、プラスの値は景気の上向き傾向(「良い」)をあらわす回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(「悪い」)をあらわす回答割合が多いことを示す。

DI=(増加・好転など「良い」の回答割合)―(減少・悪化など「悪い」の回答割合)

※注 原材料・商品仕入価格:DI=(下降)-(上昇)
       製品・商品在庫:DI=(不足)-(過剰)
       従業員:DI=(不足)-(過剰)


~因島景況の総括 平成29年12月期~

 全業種DI(良い-悪い)は、▲8(前回9月調査▲22、H28.12月調査▲7)で前回調査から比較すると14ポイント上昇した。
 製造業では、船舶造修が▲20(前回9月調査▲20)で新規造船の引き合いは出ているものの船価は低い。修繕についても前年同時期と比べて大きな変化はなく、景況は前回調査と同様でほぼ横ばい、先行きも大きな変化はないとの見方が強かった。機械金属50(前回9月調査0)で改善し、製造業DIは0(前回9月調査▲13、H28.12月調査7)で前回調査から13ポイント上昇した。
 非製造業では、建設業が▲17(前回9月調査▲20)、卸売業0(前回9月調査▲14)、小売業が0(前回9月調査0)、運輸・サービス業50(前回9月調査▲50)で、非製造業DIは▲13(前回9月調査▲28、H28.12月調査▲15)で15ポイント上昇し、改善している。

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【平成29年12月期 景況DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H28.12月》

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【平成30年1月~3月の先行き見通し 因島景況】

 全業種DI(良い-悪い)は、▲10(前回9月調査▲12、H28.12月調査▲10)と前回調査から2ポイント改善した。製造業では、船舶造修が0(前回9月調査0)、機械金属25(前回9月調査0)で、船舶造修では横ばいで先行きは不透明である。製造業DIは0(前回9月調査▲7、H28.12月調査0)と前回調査からは改善する見込みであった。
 非製造業では、建設業が0(前回9月調査▲20)、卸売業0(前回9月調査▲29)、小売業が▲33(前回9月調査0)、運輸・サービス業▲33(前回9月調査▲10)で先行きは慎重な見方が残っており、非製造業DIは▲17(前回9月調査▲16、H28.12月調査▲15)で前回9月から1ポイント下降するも横ばい圏内である。

【平成30年1月~3月の先行き見通し 景況DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H28.9月》

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~因島生産額・売上の総括 平成29年12月期~

 全業種DI(良い-悪い)は▲2(前回9月調査▲29、H28.12月調査▲5)で27ポイント上昇した。
 製造業では、船舶造修が▲20(前回9月調査▲20)、機械金属50(前回9月調査▲20)で、製造業DIは12(前回9月調査▲31、H28.12月調査▲15)と機械金属の著しい上昇で改善している。
 非製造業では、建設業が▲17(前回9月調査▲20)、卸売業▲17(前回9月調査▲29)、小売業が0(前回9月調査0)、運輸・サービス業50(前回9月調査▲50)となり、非製造業DIは▲12(前回9月調査▲28、H28.12月調査0)で16ポイント上昇した。早期の気温低下の影響で冬物商材の需要が増加したと見られる。

【平成29年12月期 売上DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H28.12月》

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【平成30年1月~2月の先行き見通し】

 全業種DI(良い-悪い)は▲15(前回9月調査▲20、H28.12月調査▲5)で前回調査から見ると5ポイント上昇した。製造業では船舶造修0(前回9月調査▲20)、機械金属25(前回9月調査0)で製造業DIは0(前回9月調査▲19、H28.12月調査0)と上昇する傾向での見方が強かった。
 非製造業では、建設業が▲16(前回9月調査▲20)、卸売業17(前回9月調査▲29)、小売業が▲33(前回9月調査0)、運輸・サービス業▲56(前回9月調査▲20)で非製造業DIは▲25(前回9月調査▲20、H28.12月調査▲8)と前回調査から下降するとの見方であった。

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3.【在因島金融機関取扱い(残高)状況】

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4.【企業倒産状況】(負債総額1,000万円以上)

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5.【月間有効求人数・月間求職者数・求人倍率】

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6.【経営改善資金推薦状況】

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7.【因島商工会議所会員数】

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8.【今期のアンケート調査結果】

労働需給の逼迫から、中小企業においても人材確保のため賃上げをせざるを得ないという声も聞かれます。これに関連して、昨冬(H28年冬)と比較して、貴社の正社員における今夏の(H29年冬)の一時金の動向について、選択肢の番号に○をしてください。
回答件数 27件

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