因島商工会議所 : 因島業界動向(令和2年4月~6月)

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因島業界動向(令和2年4月~6月)

1.【因島経済動向調査(DI方式)報告】

(調査の概要)
1、調査方法 FAX送信によるアンケート調査(景気観測調査の回答使用)
2、調査内容 ①景況のほか、生産額・売上額など6項目について、平成29年6月の状 
          況と前 年同月調査との比較
         ②同一項目における平成29年7月~9月の先行き見通し
3、調査時期 6月初旬~下旬
4、調査対象 55社(製造業:17社 非製造業:38社)
5、回収状況 回答 39社(製造業:16社 非製造業:23社)
  回答率 70.9%

DI:各調査項目についての判断の状況を示す。ゼロを基準に、プラスの値は景気の上向き傾向(「良い」)をあらわす回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(「悪い」)をあらわす回答割合が多いことを示す。

DI=(増加・好転など「良い」の回答割合)―(減少・悪化など「悪い」の回答割合)

※注 原材料・商品仕入価格:DI=(下降)-(上昇)
       製品・商品在庫:DI=(不足)-(過剰)
       従業員:DI=(不足)-(過剰)


~因島景況の総括 令和2年6月期~

 全業種DI(良い-悪い)は、▲64(前回3月調査▲34、R1.6月調査▲8)で前回調査から比較すると▲30ポイントの大幅に下降した。短期景気観測調査(LOBO)において、6月度のDI値は回復傾向にあるものの、4.5月での緊急事態宣言による営業自粛等の影響が強く、因島地域内では前期を大きく下回る結果となった。
 製造業では、船舶造修:▲60(前回3月調査▲25)で▲35ポイントの下降、その他機械金属:▲100(前回3月調査0)で、製造業DIは▲73(前回3月調査▲26、R1.6月調査0)と▲47ポイントの大幅な下降となった。
 非製造業では、建設業:0(前回3月調査0)、卸売業:▲83(前回3月調査▲57)、小売業:▲33(前回3月調査▲33)、運輸・サービス業:▲75(前回3月調査▲50)で、非製造業DIは▲57(前回3月調査▲40、R1.6月調査▲15)で前回調査より▲17ポイントとなった。

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【令和2年6月期 景況DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:R1.6月》

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【令和2年7月~9月の先行き見通し 因島景況】

 全業種DI(良い-悪い)は▲58(前回3月調査▲49、R1.6月調査▲8)と前回調査から▲9ポイントの見通しとなった。先行きの不透明感から慎重な見方は根強い。
 製造業では,船舶造修:▲60(前回3月調査▲25)と下降しており、機械金属:▲50(前回3月調▲40)で、製造業DIは▲60(前回3月調査▲47、R1.6月調査0)で、今後も新型コロナウイルスの影響を受けるとの声があり、▲13ポイントの見通しである。
 非製造業では、建設業:▲75(前回3月調査▲25)、卸売業:▲50(前回3月調査▲57)、小売業:▲33(前回3月調査▲33)、運輸・サービス業:▲63(前回3月調査▲67)で、非製造業DIは▲57(前回3月調査▲50、R1.6月調査▲15)となり、観光客や内需の減少に対しての懸念が残ることから前回調査より▲7ポイントの見通しである。

【令和2年7月~9月の先行き見通し 景況DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:R1.6月》

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~因島生産額・売上の総括 令和2年6月期~

 全業種DI(良い-悪い)は▲67(前回3月調査▲40、R1.6月調査▲2)で▲27ポイントとなった。ゴールデンウィーク時の緊急事態宣言による売上減少が大きく響いた結果が大きく反映されている。
 製造業では船舶造修:▲40(前回3月調査0)、機械金属:▲75(前回3月調査▲20)で、製造業DIは▲60(前回3月調査▲33、R1.6月調査0)で▲27ポイントと下降になった。
 非製造業では、建設業:▲50(前回3月調査▲25)、卸売業:▲83(前回3月調査▲43)、小売業:▲33(前回3月調査▲33)、運輸・サービス業:▲88(前回3月調査▲67)で、非製造業DIは▲71(前回3月調査▲45、R1.6月調査▲5)で、前回調査から▲26ポイントと大きく減少した。

【令和2年6月期 売上DI】

《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:R1.6月》

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【令和2年7月~9月の先行き見通し 売上DI】

 全業種DI(良い-悪い)は▲52(前回3月調査▲57、R1.6月調査▲14)で前回調査から見ると5ポイン
ト上昇した。
 製造業では船舶造修:▲60(前回3月調査▲50)、機械金属:▲50(前回3月調査▲40)で製造業DIは
▲60(前回3月調査▲53、R1.6月調査0)で▲7ポイントの見通しとなった。
 非製造業では、建設業:▲75(前回3月調査▲50)、卸売業:▲50(前回3月調査▲71)、小売業:0
(前回3月調査▲33)、運輸・サービス業:▲50(前回3月調査▲67)で非製造業DIは▲47(前回3月調
査▲60、HR1.6月調査▲25)と前回調査より13ポイント上昇する見通しとなった。

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2.【在因島金融機関取扱い(残高)状況】

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3.【企業倒産状況】(負債総額1,000万円以上)

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4.【月間有効求人数・月間求職者数・求人倍率】

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5.【経営改善資金推薦状況】

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6.【因島商工会議所会員数】

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7.【今期のアンケート調査結果】

 ◆貴社の正社員における2020年度の賃上げ(定期昇給・ベースアップ・手当の新設や増額等)の状況について、アンケートを募集したところ、同水準を維持する回答が一番多かったが、業績改善が見られないが賃上げを実施した、又は予定の企業が8票と2番目に多く、先行きが不透明ではあるものの、従業員の雇用維持に取り組んでいる事業所が多く見受けられた結果となった。
回答件数 24件

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