因島業界動向(令和2年1月~3月)
1.【因島経済動向調査(DI方式)報告】
(調査の概要)
1、調査方法 FAX送信によるアンケート調査(景気観測調査の回答使用)
2、調査内容 ①景況のほか、生産額・売上額など6項目について、平成29年6月の状
況と前 年同月調査との比較
②同一項目における平成29年7月~9月の先行き見通し
3、調査時期 6月初旬~下旬
4、調査対象 55社(製造業:17社 非製造業:38社)
5、回収状況 回答 39社(製造業:16社 非製造業:23社)
回答率 70.9%
DI:各調査項目についての判断の状況を示す。ゼロを基準に、プラスの値は景気の上向き傾向(「良い」)をあらわす回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(「悪い」)をあらわす回答割合が多いことを示す。
DI=(増加・好転など「良い」の回答割合)―(減少・悪化など「悪い」の回答割合) ※注 原材料・商品仕入価格:DI=(下降)-(上昇) |
~因島景況の総括 令和2年3月期~
全業種DI(良い-悪い)は、▲34(前回12月調査▲28、H31.3月調査▲21)で前回調査から比較すると6ポイント下降した。新型コロナウイルスによる影響は全業界で顕著にあらわれており、感染の終息が見込まれる次期についても、引き続き悪影響をもたらす可能性がある。
製造業では、船舶造修▲25(前回12月調査▲13)で12ポイント下降、機械金属0(前回12月調査▲20)で、製造業DIは▲26(前回12月調査▲13、H31.3月調査6)で13ポイント下降した。
非製造業では、建設業0(前回12月調査0)、卸売業▲57(前回12月調査▲60)、小売業▲33(前回12月調査▲33)、運輸・サービス業▲50(前回12月調査▲60)で、非製造業DIは▲40(前回12月調査▲41、H31.3月調査▲37)で1ポイント上昇した。
【令和2年3月期 景況DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H31.3月》
【令和2年4月~6月の先行き見通し 因島景況】
全業種DI(良い-悪い)は▲49(前回12月調査▲19、H31.3月調査▲16)と前回調査から30ポイントの大幅な下降の見通しである。新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止や観光客の減少による影響が大きく見込まれる。製造業では,船舶造修▲25(前回12月調査0)で25ポイント下降、機械金属▲40(前回12月調査▲40)で、製造業DIは▲47(前回12月調査▲13、H31.3月調査0)で34ポイント下降の見込み。
非製造業では、建設業▲25(前回12月調査0)、卸売業▲57(前回12月調査▲60)、小売業▲33(前回12月調査▲33)、運輸・サービス業▲67(前回12月調査0)で、非製造業DIは▲50(前回12月調査▲23、H31.3月調査▲26)で27ポイント下降の見込み。
【令和2年4月~6月の先行き見通し 景況DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H31.3月》
~因島生産額・売上の総括 令和2年3月期~
全業種DI(良い-悪い)は▲40(前回12月調査▲28、H31.3月調査▲23)で12ポイント下降となった。
製造業では船舶造修0(前回12月調査0)、機械金属▲20(前回12月調査▲40)で、製造業DIは▲33(前回12月調査▲20、H31.3月調査6)で13ポイント下降した。
非製造業では、建設業▲25(前回12月調査 25)、卸売業▲43(前回12月調査▲60)、小売業▲33(前回12月調査▲33)、運輸・サービス業▲67(前回9月調査▲60)で、非製造業DIは▲45(前回12月調査▲35、H31.3月調査▲40)で前月調査から10ポイント下降した。
【令和2年3月期 売上DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H31.3月》
【令和2年4月~6月の先行き見通し 売上DI】
全業種DI(良い-悪い)は▲57(前回12月調査▲32、H31.3月調査▲25)で前回調査から見ると25ポイント下降の見通し。製造業では船舶造修▲50(前回12月調査0)、機械金属▲40(前回12月調査▲60)で製造業DIは▲53(前回12月調査▲33、H31.3月調査▲25)で20ポイント下降する見込みである。
非製造業では、建設業▲50(前回12月調査▲25)、卸売業▲71(前回12月調査▲80)、小売業▲33(前回12月調査▲33)、運輸・サービス業▲67(前回12月調査 20)で非製造業DIは▲60(前回12月調査▲29、H31.3月調査▲26)と前回調査から31ポイント下降となる見込み。