因島業界動向(平成28年10月~12月)
1.【トピックス】
◆因島商工会議所関連◆
ええみせじゃん尾道表彰式
9月30日、尾道市内の小売店・飲食店・サービス業の店舗で、店舗演出・接客・商品構成・サービス等が優秀と認められ、地域に根づき親しまれ、地域振興に寄与している店舗を表彰することにより、地域商業の活性化を目指している「第6回ええみせじゃん尾道」に因島地域も初参加しプチフールさんが入賞、尾道商工会議所で表彰式がありました。
因島ふるさとカレンダー発売
10月20日、因島の魅力を知ってもらおうと、因島商店街連絡協議会は、島の風景や伝統行事の写真を使った「2017因島ふるさとカレンダー」を制作し、販売しました。カレンダーはカラー刷りの見開きA3判で、瀬戸内海を背景に一面に白い花を咲かせる除虫菊畑、因島観光協会が2年に1度開催している写真コンテストの入選作品等から紹介しています。カレンダーは500部作成販売し、観光客や島外に住む家族に贈る住民が買いに来られました。
後継者育成塾開催
10月4日、当所主催の後継者育成塾を開催しました。本塾では事業を引き継ぐための基礎知識、後継者としての心構えや覚悟、経営に不可欠な自社分析を、講義・ワークショップ・発表などの大切な手法や考え方の習得を目指して開講し、講師には株式会社アイムサプライ 代表取締役 伊豆田(いずた) 功(いさお) 氏をお招きし7名が受講されました。
講義は5回の5日間で第1回9月20日【革命期のビジネスチャンスを見抜く】第2回10月4日【利益の源泉を磨く】第3回10月18日【顧客志向の経営戦略を考え抜く】第4回11月1日【財務分析に基づく事業承継の勘所】第5回11月15日【ビジョンとプロセスを計画書に落とし込む】をテーマに研修を行いました。
ゆるきゃらはっさくん ゆるキャラグランプリ2016に再挑戦
11月5、6日、松山市で「ゆるキャラグランプリ2016」は開催され、因島のゆるきゃらはっさくんは全国の上位を目指して再挑戦した。全国1,421体中90位、広島県内では1位となり、3連覇しました。
造船技術の伝承へ研修
因島技術センターは11月7日、三和ドックで、ぎょう鉄中級専門技能研修を実施した。造船技術の伝承が目的で、県内外の造船関連9社から12人参加しました。初日には開校式を行い向島ドックの福岡真弥さんが決意表明し、尾道市市長、市議会議長の祝辞があった。11月11日には修了式が行われた。
12月7日には溶接中級専門技能研修を日立造船因島工場内の同センターで実施した。溶接の技術・技能のワンランクアップをめざす。造船関連3社から参加した11人が16日まで技術を学び、入校式には秋吉会長の激励、高本訓司市議長の祝辞があり、内海造船の金本正也さんは研修生11人を代表して決意表明を行った。
万田収穫祭開催
万田発酵㈱は11月13日、同社敷地内で「収穫祭」を行いました。人気を集めたのは海上自衛隊呉音楽隊の演奏で予定の演奏が終了しても聴衆から3回もアンコールがあった。ステージではライブなど行われ、会場では青空市や万田酵素で育った食材によるお好み焼き・焼きそばが振る舞われた。
第62回優良従業員表彰を実施
第62回を迎えた因島商工会議所の優良従業員表彰式を、11月22日午後6時から因島市民会館中ホールで開催し、会員事業所の従業員77名の方々を表彰しました。被表彰者には賞状と記念品を贈呈してその功績を称えた。最後に被表彰者代表として、40年表彰を受けた内海造船(株)の濱口一義さんが謝辞を述べられました
会員と共済加入者の集いを開催
11月22日、当所会員と共済加入者の方々に、日ごろの感謝をこめて「会員と共済加入者の集い」を市民会館大ホールにて開催し、「笑点」でお馴染みの、人気落語家 三遊亭好楽さんをお招きして『人生好んで楽しもう!』のテーマでご講演いただき、来場者は一般の参加者も含め700名余りでした。最後に恒例の抽選会を行い、終了となりました。
㈱内海造船関連トピックス
11月29日、内海造船因島工場で、7,540台積み自動車運搬船「ポラリス ハイウェイ」が進水した。全長199.99メートル、幅37.5メートル、深さ38.23メートル、総トン数約7万7千トン。完工は平成29年3月下旬。
2.【因島経済動向調査(DI方式)報告】
(調査の概要)
1、調査方法 FAX送信によるアンケート調査(景気観測調査の回答使用)
2、調査内容 ①景況のほか、生産額・売上額など6項目について、平成28年12月の状況と前
年同月調査との比較
②同一項目における平成29年1月~3月の先行き見通し
3、調査時期 12月初旬~下旬
4、調査対象 55社(製造業:17社 非製造業:38社)
5、回収状況 回答 40社(製造業:14社 非製造業:23社)
回答率 72.7%
DI:各調査項目についての判断の状況を示す。ゼロを基準に、プラスの値は景気の上向き傾向(「良い」)をあらわす回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(「悪い」)をあらわす回答割合が多いことを示す。
DI=(増加・好転など「良い」の回答割合)―(減少・悪化など「悪い」の回答割合) ※注 原材料・商品仕入価格:DI=(下降)-(上昇) |
~因島景況の総括 平成28年12月期~
全業種DI(良い-悪い)は、▲7(前回9月調査▲17、H27.12月調査▲13)で前回調査から比較すると10ポイント上昇しやや改善傾向を示した。
製造業は、船舶造修が20(前回9月調査▲40)、機械金属0(前回9月調査▲20)で製造業DIは7(前回9月調査▲29、H27.12月調査▲7)で船舶造修の大幅の上昇もあって改善を示した。
非製造業は建設業が▲17(前回9月調査▲33)、卸売業0(前回9月調査14)、小売業が0(前回9月調査0)、運輸・サービス業▲33(前回9月調査▲13)と建設業は上昇したものの非製造業DIでは▲15(前回9月調査▲8、H27.12月調査▲18)と下降を示した。
【平成28年12月期 景況DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H27.12月》
【平成29年 1月~3月の先行き見通し 因島景況】
全業種DI(良い-悪い)は、▲10(前回9月調査▲24、H27.12月調査▲3)と前回調査から一変し上昇傾向を示している。
製造業では、船舶造修が▲20(前回9月調査▲20)、機械金属25(前回9月調査0)で、製造業DIも0(前回9月調査▲24、H27.12月調査13)で機械金属は上昇するとの見方となった。
非製造業では、建設業が▲33(前回9月調査▲33)、卸売業▲29(前回9月調査14)、小売業が0(前回9月調査0)、運輸・サービス業0(前回9月調査▲63)で運輸・サービス業は大幅に上昇するとの見方があって、非製造業DIは▲15(前回9月調査▲24、H27.12月調査▲10)でやや上昇する見方となった。
全国的には冬の賞与や、株高進行による個人消費の伸びや設備投資の増加、海外経済回復に期待する声が聞かれる。他方では消費低迷の長期化、人手不足の影響拡大、次期米大統領の政策の影響など、先行きは不透明感を経年する声も多く、中小企業も慎重な姿勢である。
【平成29年 1月~3月の先行き見通し 景況DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H27.12月》
~因島生産額・売上の総括 平成28年12月期~
全業種DI(良い-悪い)は▲5(前回9月調査▲17、H27.12月調査0)でやや上昇した。
製造業では、船舶造修が0(前回9月調査▲60)、機械金属▲25(前回9月調査0)で、製造業DIは▲15(前回9月調査▲35、H27.12月調査0)と前回調査から見ると上昇している。
非製造業では、建設業が33(前回9月調査0)、卸売業▲29(前回9月調査▲29)、小売業が0(前回9月調査0)、運輸・サービス業0(前回9月調査13)となり、非製造業DIは0(前回9月調査▲4、H27.12月調査0)と微増となった。
【平成28年12月期 売上DI】
《上段:当月調査分、中断:前回調査分、下段:H27.12月》
【平成29年 1月~3月の先行き見通し】
全業種DI(良い-悪い)は▲5(前回9月調査▲12、H27.12月調査▲2)で少し上昇する見込み。製造業では船舶造修20(前回9月調査▲20)、機械金属0(前回9月調査20)で製造業DIは0(前回9月調査▲6、H27.12月調査0)とやや上昇する見込み。
非製造業では、建設業が0(前回9月調査33)、卸売業▲42(前回9月調査▲43)、小売業が0(前回9月調査0)、運輸・サービス業11(前回9月調査▲37)で非製造業DIは▲8(前回9月調査▲16、H27.12月調査▲4)でやや上昇する見込み。