因島商工会議所 : 因島業界動向(平成25年4月~6月)

logo.png

111

0845-22-2211

HOME > 経営支援 > 調査情報 > 因島業界動向(平成25年4月~6月)

因島業界動向(平成25年4月~6月)

1.【トピックス】

◆新入社員研修開催◆

 4月2日、当所ホールにて当所主催の新入社員研修を開催。講師には化学メーカー営業管理者の傍ら各地で講演・研修講師として活躍している、㈱ファーストプライズの岡田信夫氏をお招きし、11事業所、48名が参加。会社を知ること、自己表現力を磨く、人間関係、自己啓発、指示と報告、仕事の進め方、職場のエチケット・マナー、言葉遣い等企業人として必要な基礎知識・ビジネスマナーを中心に研修を行った。

◆因島技術センターで初任者研修◆

 因島技術センターは4月4日、初任者研修を開校した。入校式には8社、40人が出席。同センターを運営する協議会の秋吉公廣会長が「疑問点はどんどん聞き、早く第一線で活躍してほしい」と激励。研修生を代表しジャパンマリンユナイテッド因島工場の西中一馬さんが決意を述べた。研修は6月28日に修了式があり、式には同センター運営協議会の役員、計約70人が出席。修了生を代表して三和ドックの中川さんが「身に付けた技術を生かし、さらに研鑽を積みます」と誓った。

◆さくら祭開催◆

 尾道市因島土生町の因島公園で4月14日、さくら祭が開催された。天狗山(208m)中腹のホテルいんのしま前の広場では、因島村上水軍陣太鼓を始め、地元出身のアマチュアバンドのステージのほか、3月に開催したB級グルメコンテストの表彰式もあり、入賞作品の八朔をのせたラスクやタチウオ入りのコロッケなど計6点の試食会も催された。

DSC_0062.JPG

◆地元企業に太陽光発電システム提案◆

 4月に因の島ガス㈱では、地元因島内の中小企業を対象に太陽光発電の設置を提案するなど、エネルギーのベストミックスを構成する1製品として、太陽光発電システム等の取り入れの提案に力を入れる。島内では少子高齢化、核家族化が進み世帯数も縮小傾向にある。そのため、市場の変化を受け太陽光熱利用システムなど自然エネルギーのベストミックスの提案に力を入れていく。同社の提案は(株)ステージ(因島重井町)が取り入れた第1号で3月7日より稼働していて、同社は新築やリフォームの商談で太陽光発電システムを提案する際、説得力が高まる効果にも期待している。

◆因島アメニティ公園まつり開催◆

 尾道市因島大浜町のしまなみビーチ周辺で5月3日、4日に因島アメニティ公園まつり(実行委主催)があった。青空市や村上水軍の伝令船「小早」の体験乗船、因島村上水験軍陣太鼓などで賑わった。4日は陶芸絵付け体験などがあり、2万人が来場した。しまなみビーチでは魚のつかみ捕りに子供たちが集まり、ビーチに特設されたプールに、タイやチヌ、カレイなどが放され、歓声を上げていた。2日間で延べ約750人の子どもが6組に分かれて、水しぶきを上げて魚を追った。同会場では紙ヒコーキ大会も開催された。

P1110887.JPG

◆尾道市長 市政報告会◆

 5月16日、尾道市長の平谷祐宏氏を招き、当所主催による市政報告会を芸予文化情報センターで開催した。冒頭にしまなみ海道の料金軽減を求める陳情の報告があり、広島県に対しては国道317号青影バイパス早期完工を要求していると報告された。そして、平成18年の合併から8年目の新生因島については「今年は大きく前進させる時である」と語った。

◆社会福祉法人若葉が障害者就労支援◆

 5月17日、知的障害者たちが働くピザとパスタの店がオープンした。障害者の就労支援施設などを運営する社会福祉法人若葉が就労訓練の場にと店舗をオープン。店名は「アン・パッソ」で一歩の意味という。メニューはカルボナーラなどパスタ3種類と、自家製生地にピーマンやサラミ、シメジなどを載せたピザ。施設に通う2人の職員が接客や調理を担当している。

◆内海造船関連◆

 ~進水式・完工~

 内海造船因島工場では、5月20日、乾貨物船ECO SPLENDOR(エコスプレンダー)が完工した。全長183メートル幅30.6メートル、深さ14.5メートル、航海速力15.4ノット、二重船殻構造とした最新型で従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性を向上させたほか、新低燃費エンジン、大直径プロペラなど低燃費化を実現させたエコシップとなっている。
同工場で6月9日には同型船 プロダクトタンカー オクサリス ペオニーが進水した。同船は石油精製品を運搬するタンカーでシンガポール海域でジェット燃料の運送に従事する。9月下旬完工予定。

◆因島メガソーラー続々◆

 5月、遊休地を活用し、メガソーラーが相次いで建設される。因島三庄町では日立造船が6月から建設予定。内海造船は因島田熊町の田熊工場跡地に9月に着工する。日立造船は約2万8千平方メートルの遊休地に、出力1500キロワットのメガソーラ―を設置。内海造船は約2万1千平方メートルの敷地に、太陽光パネル約7500枚を並べる。出力は1千キロワット、年間の発電量は約130万キロワットで一般家庭約360世帯分に相当するという。2カ所とも日立造船が設計やパネル調達を担い、コスト削減が図れるメリットがある。

◆新造船受注残29%減◆

 6月25日、中国運輸局がまとめた2012年度の中国5県の造船業の受注残高は3月末時点で178隻分の677万1000トンと前年同時期比29%減となった。世界的な貨物船の余剰で新造船の需要が低迷しているうえ、中国や韓国との競争激化が響いている。2012年度の新造船受注量は65隻と前年度を3%上回り、このうち輸出船は29隻で12%増えたが、総トン数ではいずれもマイナスだった。船舶に組み込む機器である舶用工業製品の生産高は18%減の1556億円だった。

◆因島産直センターを改修◆

 重井町で、地元の農産物や土産物品を販売する因島産直センターが6月にリニューアルした。飲食スペースを新設。因島産の魚や野菜を使ったメニューを提供している。飲食スペースは34席。日替わり定食には、アジやサバの煮物、小いわしの南蛮漬け、小松菜やピーマンの炒め物などを出す。店内にはかんきつ類のジュースやプリン、ジャムなど加工品も置く。店内で販売していた野菜やスイカ、かんきつ類などは隣接する休憩所に移した。因島は県内有数の野菜の産地だが、年間を通して商品を安定確保しにくいなど運営に苦労。収入増のため飲食スペースを作ったという。

◆納屋は島のアート基地◆

 重井町にあるかんきつ農家の納屋が、ギャラリーやデザイナーの仕事場として生まれ変わる。因島北インターチェンジ近くの木造2階建て延べ約60㎡「SHIGEI-NOIE」(シゲイノイエ)と名付ける。2階では期間を区切って個展を開く。9月には、昨秋に因島大浜町に移住した陶芸家 吉野 瞬さんの陶芸作品展を開催。その後は因島を中心に活動する作家の彫刻や布、金属作品などを並べる。瀬戸内しまなみ海道沿線の工芸品などを販売するスペースも設ける。1階はデザイナーと金属加工愛好家がアトリエとして使用。ワークショップ開催も計画する。商業デザイナー岡野琉美さんは「人が集まることで新たな発想が生まれる。相乗効果が楽しみ」と期待する。

◆商工会議所移転計画◆

 当所は、現在のビルから、近くに移転する計画をしている。建物の老朽化が主な原因。県信用組合因島支店のビルを購入し、ケンシンが因島田熊支店に引っ越した後に入る方針。商工会議所ビルは鉄筋4階建て延べ約900㎡。商工会議所のほか、各種団体の事務所や音楽教室が入居している。1958年の建築で老朽化が進み、過去の地震で建物内部に亀裂がある。ケンシン因島支店は84年築で鉄筋4階建て延べ約1000㎡。もともと92年に県信組と合併した因島信用組合の本店で、ホールや大会議室など空きスペースが多かったという。同支店は因島田熊町に今夏開業する複合商業施設「因島モール(仮称)」に移る。

2.【総括的概況】

 前四半期比較では景況DIが6改善され、造船業界の不況と人口減少で厳しい現状があるものの、先行きでは改善方向に向いている業種もある。今期は50件から回答があり、回答の構成は製造業が38%、建設業が10%、卸売業が14%、小売業が16%、サービス業が22%であった。景況DIでは全国のDIも改善されており、全国では2.6の改善がみられ、今回は全国と比べると因島地域が2倍改善が見える。

soukatu.jpg

※DI:ゼロを基準として、プラスの値は景気の上向き傾向(良い)の回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(悪い)の回答割合が多いことを示す。

gd02.jpg

3.【業界別の動向】

〔製造業・建設業〕

概 況

 製造業では前年比較の景況DI▲26で、建設業は▲40となり、ほぼ横ばいとなった。

gd04.jpg

船舶造修
雨.jpg新規受注が7隻あったがいずれも採算の見込みがない。修繕については前年同期よりも微増で来期からは工場も繁忙期となる見込み。前期から状況は変化しておらず、来期も大きな変化の期待はなく、依然、厳しい状況が続いている。
gd05.jpg
機械金属
usukumo.jpg対前年同月比は横ばいで景況感に変化がない。先行きの景況DI0と先行きも大きな変化はなさそうである。
gd06.jpg
食料品製造業
usukumo.jpg前期の先行きの見込みよりも改善され、対前年同月比でも景況DIは▲11で2の改善となった。
gd07.jpg
建設業
曇り.jpg材料仕入れ価格の上昇で景況DIが7悪化した。先行きも▲40で景気回復には時間がかかる。
gd08.jpg

※前年同月は平成24年6月期で、先行きは平成25年7月~9月期を示す。

〔卸売業・小売業〕

概 況

 前期同様に、造船不況の影響が見えている。卸売業は改善方向に向かっている。

gd09.jpg

※2期間の景況DIの増減数を表している。(例:H24年の9月期は6月期から増減がない。)

大型店
曇り.jpg対前年同期比で仕入価格が上昇し景況は悪化した。来期も悪化傾向。
gd10.jpg
生協
曇り.jpg前年同期と比べると売上は横ばい状況で、6月は雨の影響で客数は伸び悩み売上が若干下がった。来期は因島モールの出店で売上は減少する見込みであるが、対策をしている。移動販売の利用者は多く順調で、特に生口での利用が多い。全体の売り上げへの影響は少ないが、計画以上の売上である。これからは、店舗の社会祭事コーナーを更にコーディネートをして魅力を出していく予定である。
スーパー
usukumo.jpg景況には変化がない。来期も横ばいで推移する模様。
06.jpg
一般小売業
曇り.jpg仕入価格が上昇しているが景況DIは10改善、来期は横ばい傾向。
gd11.jpg
卸売関係
曇り.jpg前回の景況DI▲100から、43改善となり、先行きも同様の改善が期待される。
gd12.jpg

※前年同月は平成24年6月期で、先行きは平成25年7月~9月期を示す。

〔運輸業・サービス業・その他〕

概 況

 サービス業全般に景況DIは減少傾向である。
gd13.jpg
※2期間の景況DIの増減数を表している。(例:H24年の9月期は6月期から11減少した。)

ガス及びその他のサービス
曇り.jpg販売量と供給戸数については、前年比では減少している。3月が特に目立って減少した。工場への販売量も減少しており、前四半期比でも工場への販売量は減少している。造船関連の工場への販売量が大きく左右するため、この先の景況感の改善は難しい。(ガス関連)
前年同月比の景況DIは▲33で先行きの景況DIは33と良好となる見込みである。(その他サービス業)
gd14.jpg
運輸関係
雨.jpg前回の景況DI▲100で、前回の先行き見込みでは景況DIは25改善される予定であったが、燃料等の仕入価格上昇で改善は難しく、50悪化した。先行きでは、改善される見込みである。
gd15.jpg
ホテル
雨.jpg対前年同月比は思わしくない状況で景況DIは33の悪化。先行き比較でも横ばい。
gd16.jpg
飲食業
usukumo.jpg対前年同月比での景況DIは67改善し、先行き景況DIも改善傾向である。
gd17.jpg

※前年同月は平成24年6月期で、先行きは平成25年7月~9月期を示す。

4.【在因島金融機関取扱い(残高)状況】

(単位:百万円、%)

gd18.jpg

地方銀行2行、信用組合1行、計3行の合計。

5.【企業倒産状況】(負債総額1,000万円以上)

(単位:件、百万円)

gd20.jpg

(㈱東京商工リサーチ広島支社調)

6.【月間有効求人数・月間求職者数・求人倍率】

(単位:人、倍)

gd21.jpg

注:新規学卒者を除き、パートを含む。月平均は四捨五入。

(尾道公共職業安定所調)

7.【経営改善資金推薦状況】

(単位:件、万円)

gd22.jpg

(因島商工会議所調)

8.【因島商工会議所会員数】

gd23.jpg

9.【Eメールサービス・ホームページリンク】

◆「因島商工会議所Eメールサービス」   現在108件配信。
 月1回講演会・研修会等の開催情報や国の施策など情報をお伝えする「因島商工会議所Eメールサービス」を行っています。

◆「会員企業のホームページ」リンク     現在83件リンク。
 当所ホームページ内の「会員企業のホームページ」にリンクを張っています。

 ※ Eメールサービスの配信及びホームページにリンクをご希望の方は当所までご連絡下さい。