因島商工会議所 : 因島業界動向(平成26年1月~3月)

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因島業界動向(平成26年1月~3月)

1.【トピックス】

◆因島商工会議所関連◆

新年互礼会開催

1月9日午後5時30分よりポートピアはぶにて、新年互礼会を開催しました。村上会頭が年頭の抱負として、「主要成長産業である造船業の受注環境は回復傾向にあると強調。
今後、若手の定着や技術伝承が一層重要になる。当所として全面支援したい」と決意を語った。総数110名で盛大に挙行した。

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因島ゆるキャラが決定しました。

1月10日に、因島のシンボルとして魅力や特性を島の内外にPRし、島のイメージアップや観光振興を図るため、全国から因島の「ゆるキャラ」のデザインを募集しました。応募総数823作品の中から8点にしぼり一般投票を2月7日まで、島内の公民館や当所HPなどで行いました。投票数は3,062票で、得票数の多かった3点から選考委員会での厳正な審査により、埼玉県狭山市の会社員 伊藤 舞さんの作品を最優秀賞に選んだ。選ばれたキャラは、島内で原木が見つかったとされる柑橘・ハッサクをイメージし、「おなかに因島の「の」の字が記され、ハッサクの外皮でできたコスチュームにマント姿で、どこかとぼけた表情。他のキャラに負けない個性的な外見などが評価された。名前は投票で「はっさくん」に決定しました。
5月3日のアメニティー公園まつり(因島アメニティ公園、因島大浜町)では、等身大パネルのはっさくんのお披露目や着ぐるみが初登場、そして、はっさくんグッズ等の販売も実施します。また、様々なポーズのはっさくん画像データを皆様に無料で提供する予定です。

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自衛艦来因歓迎会開催

ジャパンマリンユナイテッド㈱因島工場と内海造船㈱で修理のために来因中の自衛艦3隻の乗組員を迎え、歓迎会が3月17日ポートピアはぶで行われました。海上自衛隊歌「海をゆく」の斉唱を始め、箏の演奏、艦船の説明等のアトラクションが催され、乗組員計約230人のうち30人が出席し、地元の企業や団体の計約90人が拍手で迎え、親睦と交流を深めました。冒頭で村上祐司会頭は「滞在中に奉仕活動にも参加してもらい、感謝している」とあいさつした。今年で16回目を迎えた。
2月下旬に入港した訓練支援艦てんりゅうの渡辺浩一艦長は花束を受け取り、「心身ともにリフレッシュして母港に帰りたい」と話した。

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尾道・三原・因島商工会議所工業委員会交流懇談会

3月6日、当所工業委員会と尾道・三原商工会議所工業委員会との交流懇談会を開催しました。毎年、各会議所が持ち回りで幹事を務めており、今回は尾道が幹事を務めました。三原商工会議所からは9名、尾道商工会議所からは15名、当所からは12名の合計36名が出席しました。最初に尾道商工会議所2階会議室において3商工会議所の情報交換を行い、その後、企業視察として㈱LIXIL尾道工場の視察を行い、企業や製造製品の説明と業務効率化や検品のシステムについて説明を受けました。また、企業視察終了後には、各地の交流を深めるためレストランロセアンにて懇親会を行いました。

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平成25年度「因島ものづくり企業見学ツアー」実施

3月25日、9回目の因島ものづくり企業見学ツアーを実施しました。
近隣の所在する高等学校及び高等専門学校の生徒を対象に、島に多い造船関連企業の現場を紹介し、地元就職につなげる狙い。同市の因島高と瀬戸田高、愛媛県上島町の弓削高の1、2年生計28人が参加。いずれも因島土生町のアイメックスと内海造船、ジャパンマリンユナイテッドの工場を見学した。生徒は担当者から説明を受けながら、船舶のエンジン製造や鉄板の曲げ加工の工程を見て回った。船に取り付けられた省エネ装置なども見た。造船関連企業への就職を希望する因島高2年毛利将章さん(17)は「さまざまな製品や組み立て方があり勉強になった」と話していた。

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内海造船関連

進水

内海造船因島工場で、2月14日に貨物船「神加丸」(船籍 東京)が進水した。総重量16,750t、全長174.25メートル、幅29メートル、深さ12.2メートル、航海速力21.5ノット。
内海造船瀬戸田工場では、2月16日にフェリー「あかつき丸」の進水式が一般公開され、およそ1,500人が祝った。総重量2,565t、全長116.5メートル、幅16メートル、深さ10.6メートル、航海速力20.2ノット。載貨重量1,130t、船籍 愛媛県八幡浜市。

省エネの船 続々と中国地方の造船所 燃料価格高止まり プロペラや船首改善

 内海造船の因島工場で2月中旬、トラックが直接貨物を搬出入でき、波を抑える独自装置「ステップ」を船首に取り付けて省エネ性能を高めた貨物船が進水した。航行中の波の抵抗を和らげ、燃費の悪化を防ぐ。電子制御エンジンなどで燃料の消費も減らした。省エネ性能を高める装置の受注は2012年度まで2年間の実績は2隻だったが、13年度は5隻を受注した。燃料費の高止まりが追い風となっている。

一般関連

第5回本因坊秀策囲碁記念館子ども囲碁大会開催

1月11日本因坊秀策囲碁記念館にて、本因坊秀策囲碁記念館子ども囲碁大会を開催しました。尾道市、広島市、江田島市、岡山市などから、幼小中高の42人が参加し、熱戦を繰り広げました。段、級位別に4クラスに分かれて対戦した。

万田もちつき祭開催

1月19日に万田もちつき祭が万田発酵㈱の敷地内で行われ、約3,000人が訪れた。ジャンボ大根早おろし大会や餅の振る舞いがあり、会場には、同社が公式栄養サプリメントパートナー契約を結ぶイングランド・プレミアムリーグのサッカークラブ、マンチェスター・ユナイテッドを紹介するコーナーなどもあり、来場者で賑わった。

囲碁女流秀策杯開催

第64回本因坊秀策囲碁まつりの一環である第3回女流秀策杯が1月26日、しまなみ交流館で行われ、女流秀策杯では、女流プロ棋士8人と、前日の予選を勝ち抜いた女流アマ8人によるトーナメント戦で、盤上で熱戦を繰り広げました。アマチュア棋士は、1回戦で全員敗れ、公開対局の決勝は、日本棋院の藤沢里菜二段が関西棋院の小西和子八段に中押しで初優勝し、50万円を獲得した。中学生の優勝は初めてで、藤沢二段は、2010年に史上最年少でプロ入り。クラス別競技会は愛好家49人が参加した。

因島技術センターで配管艤装研修

因島技術センターは2月4~7日、配管艤装の初級専門技能研修が行われ、全国から7社、9人が受講した。入校式では配管技術の重要性について、目立たないが船舶の良し悪しが配管で決まると言われていると強調された。

第10回「全国ジャンボ大根フェスティバル2014」開催

大根の重さを競う第10回「全国ジャンボ大根フェスティバル2014」が3月9日に万田発酵であり、約3,300人でにぎわった。大根の重さを競うコンテストに加え、重さ当てクイズや豚汁の振る舞いを楽しんだ。一般の部には、中国地方を中心に7県の生産者が140本を出品。岡山県里庄町の農業吉沢信也さんが32.4キロで優勝し、「水はけのいい土づくりがポイント。子育てと気持ちは一緒」と喜んだ。小学校と保育所による子どもの部では、尾道市の瀬戸田小が23.3キロで優勝した。

2.【総括的概況】

全業種DIは、▲19と前回12月調査と比較すると26ポイント回復し、比較的明るい結果を示した。造船業界は新造船の受注量が増え、機械金属関連は大幅に景況が上昇した。非製造業のうち卸売、小売業は、消費税増税前の駆け込み需要があって、景況はやや上昇した。しかしながら、先行きでの景況は下降するするという見方が強く、回復傾向になるのはまだ先のようである。今期は51件から回答があり、回答の構成は製造業が35%、建設業が12%、卸売業が16%、小売業が17%、サービス業が20%であった。

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※DI:ゼロを基準として、プラスの値は景気の上向き傾向(良い)の回答割合が多いことを示し、マイナスの値は景気の下向き傾向(悪い)の回答割合が多いことを示す。

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3.【業界別の動向】

〔製造業・建設業〕

概 況

前回12月調査から、製造業は39ポイント、建設業では8ポイント上昇した。製造業は先行きも好調であると見られる。

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船舶造修
usukumo.jpg今期の新規受注は2隻で新造船が増えてきている。修繕船の受注は前年同期とほぼ変わらず、ドックも休みなく稼働している状況である。業界的には、消費税増税よりも為替の影響の方が大きく、来期も新造船の受注は増加し、省エネのための改良船の受注も増加すると見込んでいる。
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機械金属
image015.jpg対前年同月比の景況感では前回12月調査の景況DIが0から60上昇と大幅に回復し、先行きの景況では、横ばいであるとの見方が多い。
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食料品製造業
usukumo.jpg対前年同月比と先行きの景況は、横ばいであり、変化はない様子です。
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建設業
usukumo.jpg新規受注や官公庁の受注は上昇傾向となり、 前年同月比の景況DIも前回 12月調査との比較では、上昇している。先行きは景況DI▲17で、あまり変化はないという見方であった。
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※前年同月は平成25年3月期で、先行きは平成26年4月~6月期を示す。

〔卸売業・小売業〕

概 況

前回12月調査から、小売業は12ポイント、卸売業は75ポイント上昇した。小売業で前年同月比の景況DIから見ると半数以上が悪化したと見ており、厳しい状況である。

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※業界別の前年同月比較の景況DIを表しています。

大型店
image017.jpg4月から消費税が増税となるため、駆け込み需要があり、前回12月調査のDIが0から50上昇した。しかし、先行きでは、横ばいか下降するという見方である。
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生協
曇り.jpg前年同期と比べると、1~2月の売上は若干下がり、3月は消費税増税前の生活必需品(酒・米・食品等)の駆け込み特需により、売上は上がった。
1~3月で見ると、因島モールの買い物のしやすさが影響していて、客数と客単価は下がり、売上も若干減少している。来期の消費税増税による影響は、不透明であるが、ポイントサービスシステムを導入して、消費者への支援策を検討している。
スーパー
雨.jpg前年同月比では因島モールの影響から悪化傾向。来期も景況は悪化するという見方が多い。
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一般小売業
雨.jpg前年同月比の景況DIは前回12月調査と比較すると景況DIは8回復した。消費税増税後は、景況は悪化するという見方が多かった。
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卸売関係
曇り.jpg前回12月調査と比較して景況DIは75の大幅な回復をした。消費税増税前の駆け込み需要であり、増税後はかなり悪化するという見方が多い結果となった。
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※前年同月は平成25年3月期で、先行きは平成26年4月~6月期を示す。

〔運輸業・サービス業・その他〕

概 況

前回12月調査と比較して景況DIは20下降し、厳しい状況が続いていることが伺える。

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※業界別の前年同月比較の景況DIを表しています。

ガス及びその他のサービス
usukumo.jpg販売量では、1~2月は前年対比では90%、3月は100%で消費税増税前ということと、造船の活況からの影響もあって、若干景況は上向いた。しかし、消費税増税後の見通しは予測できない状況である。(ガス関連)
前年同月比の景況DIは、前回12月調査の比較で横ばい、先行きは、悪化するという見方である。(その他サービス業)
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運輸関係
曇り.jpg前回12月調査との比較では、景況は横ばいであり、来期も横ばいで推移する見方である。
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ホテル
雨.jpg前回12月調査と比較して、対前年同月比の景況DIが8下降した。先行きでは75と好転、回復する見方が多い。
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飲食業
雨.jpg対前年同月比では、前回12月調査と比較して、景況DIは50下降した。先行き景況DIも下降傾向である。
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※前年同月は平成25年3月期で、先行きは平成26年4月~6月期を示す。

4.【在因島金融機関取扱い(残高)状況】

(単位:百万円、%)

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地方銀行2行、信用組合1行、計3行の合計。

5.【企業倒産状況】(負債総額1,000万円以上)

(単位:件、百万円)

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(㈱東京商工リサーチ広島支社調)

6.【月間有効求人数・月間求職者数・求人倍率】

(単位:人、倍)

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注:新規学卒者を除き、パートを含む。月平均は四捨五入。

(尾道公共職業安定所調)

7.【経営改善資金推薦状況】

(単位:件、万円)

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(因島商工会議所調)

8.【因島商工会議所会員数】

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9.【Eメールサービス・ホームページリンク】

◆「因島商工会議所Eメールサービス」   現在110件配信。

月1回講演会・研修会等の開催情報や国の施策など情報をお伝えする「因島商工会議所Eメールサービス」を行っています。
 ※ Eメールサービスの配信をご希望の方は当所までご連絡下さい。

◆「因島水軍ふるさと商品券」加盟店舗数   現在109店

当所ホームページ内でもご紹介しております。
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