因島商工会議所 : 会員紹介 : プラスパラス

　カット・カラー・パーマ・セット等を右記のメニューでやっています。予約制なのでお待たせすることはありません。自分の店をオープンして今年の3月で丸4年になり、妹が因島に帰ってきてからはずっと二人でやっています。着付け等は妹の担当なんです。お店の名前Pros Perousの由来は「繁栄する」とか「繁盛する」という意味があってつけました。

　高校卒業して、大阪の専門学校へ2年行き、大阪の美容院で1年働きながら美容師免許を取得しました。4歳下の妹が高校卒業して同じ専門学校へ行くことになり、交替で私は因島へ帰りました。帰って少ししてから、因島の美容室で5年働いてチーフになり、瀬戸田支店の店長として3年勤めました。その後広島に出るか、大阪に戻ろうかとも考えたんですが、一回島に帰るとまた出ようとはあまり思わなかったですね。それなら自分のお店を出してみようと思ったんです。お店を出すには美容師免許取得後3年以上の実務経験をし、管理美容師の免許をとれば最短で5年ぐらいで出せますが、技術が手についていないとできないので専門学校を出てから10年かかってました。

　髪の毛をつつくのは好きだったのですが、もともと美容師になりたいと思っていたわけではないんです。高校3年で進路を決めるときに、トリマーか美容師か和裁（服飾関係）が選択肢にあって、最近では着物を着る人も少なくなり、当時猫が苦手だったので、美容師の専門学校へ行こうと決めたんです。やっぱりお客さんが喜んでくれたときが、美容師になってよかったと思う瞬間ですね。お客さんの年齢層がばらばらなので、いろんな人と話ができていろんな情報がもらえて楽しいですよ。

　二人でやっていて忙しい時は、誰か電話とって欲しいとか思いますけど、暇なときもあったりするのでアルバイトを募集する予定とかはありません。年末から成人式にかけて忙しく、成人式が終わったら落ち着いて、また卒業式、入学式シーズンに向けて忙しくなってきます。成人式の日は夜中の3時半から朝の8時半まで着付けとセットをやっていました。

　終日お店を開けて仕事をしているので、休みの日はよく買い物に出掛けます。社員旅行で、といっても妹と二人なので家族旅行みたいなものですが、一昨年はハワイに行きました。姉妹なので気を使わなくていいし、今年はどこに行こうかと考え中です。二年に一回くらいはどこかに行きたいですね。冬は寒いのであまり外に出たくありませんが、マリンスポーツは好きです。昔から美術や家庭科の裁縫などの細かい作業が好きなので、アクセサリーを作ったりしています。妹はビースなどを使って、私は麻ヒモを使ったアクセサリーを作って店頭で販売しています。

　都会より島の人の方が温かみがあって優しい感じがします。ただ、特殊な免許をもっていても仕事をする場所がないと、若者が帰りたくても仕事がないので帰れないという状況になるので、いろんなお店ができていろんな仕事ができる場所が増えてほしいですね。そうすれば若者ももっと増えると思います。

　「なるがままに」という感じで、この店を出したのも目標とかではなかったんですよ。今はいつも来てくれるお客さんがいるので、相当の覚悟がないと因島の外には出れませんね。いいところがあれば、お店の場所を道路沿いで車がいっぱい通るところじゃなくて、海があって山があってもっとお客さんがゆっくりできる静かなところに移したいなとは思っています。

青木酒店の青木喜代子さんを紹介します。とても気さくで器用な方で、いつも元気でパワーをもらいます。私達にとって大切なお客様です。

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