宮義建設 (二級建築士)宮地 晃伸さん
No.10 2007年10月号
~お客様の希望を形あるものに~
仕事内容について教えてください
一般住宅の新築、増改築をやっています。二級建築士としては、一定規模以下の木造の建築物など主に日常生活に最低限必要な建築物の設計及び工事管理等の業務を行っています。お客さんからの依頼があってから、まず設計は私がして4人程度で施工しています。主に因北地域での仕事がおおいですね。
このお仕事の魅力とはどんなところですか?
小さい頃からの夢で、親の仕事を見ていて中学生ぐらいから自分もこの仕事をしようと思っていました。お客さんの希望を実際に聞いて形にしていけること、完成したときに喜んでいただけることがうれしいですね。
最近は元請けでできる仕事もだいぶ減りましたが、大手の下請けになってしまうと、ただ建てるだけの作業になってしまいお客さんとのコミュニケーションは一切なくなtってしまうので、完成したときにお客さんに会って実際に喜んでもらうことができません。元請けなら、大手のメーカーさんと同じ土俵に立て、設計・施工の段階でおきゃくさんとのコミュニケーションが図れるところが魅力です。
大変なことはありますか?
設計の段階では形にならないとわからない部分もありますし、完成後に気に入ってもらえなかったりすることがあります。雨が降ったり、仕事が何件か重なったりすると大変ですね。
ご自身についておしえて下さい
高校卒業後は、大阪の建築関係の専門学校で2年間学びました。すぐに地元に帰る気はあったのですが、ちょうどその年に日立造船がなくなり、因島の心臓がなくなって「陽が沈む」とまで言われた造船不況の年でした。その後は、大阪で8年間設計の仕事をしました。就職中に年1回行われる建築士試験に受験し合格しました。大阪と因の島に帰ってからの違いは大きかったです。すぐに実家の仕事をするのではなく、サラリーマンを経験したことで礼儀などを身につける面ではよかったと思います。因島へ帰ってきてすぐは仕事が思うようにいかなかったり、うまくいかなかったりしてまた生活になれるまでの1~2年はしんどかったですが、今は順調にいっています。
趣味など
仕事柄、毎日肉体労働なので、趣味といえば読書です。休みの日は、本屋になら半日居てもあきません。大阪にいたときはいろんなところを歩いて散歩するのがすきでしたね。
因島について
因島が尾道市になったときはショックでした。すんでいるときより、都会を離れているときのほうが田舎の魅力・愛着心を感じますね。気になってしょうがないことです。今はもう街中で暮らそうとは思いません。何もないところですが、慣れれば住みやすいですし、今後因島を離れる気はないです。
今後の目標とは?
大きくならなくてもいいので、長い間この仕事ができたらいいです。今後いずれは代表者になって、まだまだ勉強し続けないといけません。そうしないと生き残ってはいけませんからね。月に1回東京から講師を招いて同業者の方達と勉強会をしています。親の代からの実績と紹介で今の仕事ができているので、その信用を大事にがんばっていきたいと思います。
最後にお友達を紹介して頂けますか?
有限会社ホシノ、居酒屋cho-jiの星野光男さんを紹介します。居酒屋のほかにもいろんなことをされている楽しい人です。
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会員インタビュー 所報INNOSHIMA