因島商工会議所 : 会員紹介 : 富喜商会

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有限会社富喜商会
村上 富男さん

No.46 2013年10月

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~市民、商工業者が一体となって
因島活性化へのビジョンを~

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仕事内容について教えてください

土木建築資材工具販売修理・総合商社として今年で創業44年目、25年前からアメリカンファミリー生命保険会社代理店もしています。当保険会社はノルマが厳しく、因島に何件かあった代理店も現在は弊社だけになりました。売上の半分は今治から弓削・生名・岩城など島嶼部の愛媛エリアです。企業は人なり、我が社も優秀な従業員のおかげでやってこれています。

このお仕事で心掛けていることは?

P8296346.JPGお客様第一でやってきたこと。景気がいい時期、スキーや、花火大会の日は納涼船を貸し切りお客様を招待していました。クリスマスにはサンタクロースの格好でプレゼントを配ったりして喜ばれました。その頃の子ども達がもう二世社長世代になり、よく店にも来て頂けます。祝日は仕事をしている業者も多いので、定休日は日曜日のみで営業時間は7時半から18時半までですが、お客様の都合に合わせて商品を持って行くようにしています。


大変なことはありますか?

公共事業がカットされれば土木建築の仕事が減り、関連業者の仕事も減ります。建築の場合でも、大手の住宅メーカーは本社から資材を仕入れてくるので、因島の活性化にはつながりません。営業に一生懸命回っても、島内の大工さんや土木業者に仕事がないと品物の発注も出ません。今一番の悩みです。

ご自身について教えて下さい

P9096461.JPG昭和45年、父親の会社から工具販売部門を譲り受けてスタートしました。25歳から40まで因島青年会議所に所属し、尾道市と合併するまでの20年間は市議会議員も務めました。因島高校同窓会副会長、尾道法人会組織委員、因島ユネスコ協会会長などして、週の半分は何かの会合に参加していますが、いろんな会合へ行くと人それぞれの考え方を教えてもらうことができますし、いろんな事を知ることができます。


趣味など・・・

切手収集、グランドゴルフ、旅行、将棋、カラオケなどです。何事も健康が一番大事で、体調が悪いと早く医者にかかります。ボケ防止のために将棋をしたり、健康管理のために毎朝5時に起きてラジオ体操も欠かしません。カラオケも25年になります。声を出す事は、健康の一番の秘訣だと思います。

因島について

広島県と愛媛県の県境として弓削・生名・岩城との関係を大事にしながら、島外からもいろんな団体がたくさん来るようなイベントを増やすべきです。因島を活性化させるために住んでいる人みんなが島を愛する気持ちになって、もっと仲間を増やしていかないといけません。人口が減れば過疎化が進み、人口が増えれば経済も活性化して全ての状態がよくなるはずです。市民、商工業者が一体となってそのビジョンを作っていかないといけません。一人で地域活性化はできませんが、私は徹底して買い物は因島でしております。安いからといって島外で買い物をしては、因島の活性化につながりません。皆さんもできるだけ買い物は島内でしましょう。

今後の抱負とは?

P8296294.JPG年配の世代は人情がありましたが、今の時代はネットで安く買うケースも多いので、いかにお客様をひきつける魅力を持続できるかが課題です。今、展示会をしても売上は伸びないし将来に不安はありますが、暗い事はあまり考えないように、明るい話をなるべくするようにしています。各種団体の役職も定年が70歳の組織が多いので、後4〜5年はまだいろんなことをしたいです。それ以後は相談役となり、次は新しいリーダーを育てないといけませんね。

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2013年10月号