因島商工会議所 : 会員紹介 : ピザカフェつばさ

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ピザカフェつばさ
岡野 育代さん

No.60 2016年6月

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息子の大好きなピザ屋さん、始めました

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 仕事内容について教えてください

 今年の4月にクラブマスカレードをリニューアルして、新たに「ピザカフェつばさ」をオープンしました。営業時間は10時〜22時で、ランチタイムは11時~14時までです。定休日は日曜日のみで、祝日は営業しております。店内には広いキッズスペースがあり、小さなお子様連れの方もお気軽にご来店ください。カラオケ機材や音響設備も完備しておりますので、夜はライブ会場として使ったり、カラオケ同好会の方に楽しんでいただいています。

ピザ屋さんを始めたきっかけについて

 きっかけは、小学1年生になる息子がピザが大好きで、おいしいピザが食べたいと色々調べていて熊本で「これだ!」と思えるピザに出会えたことです。始めるぞと決めるまでは、周囲の反対もあり半年ほど悩みました。本格的なピザ屋さんへ連れて行くと、大人にはおいしいけど子どもにはちょっと食べにくい酸味があったりします。子どもでも食べやすい味のピザが作れないか色々調べていたところその熊本のお店に出会い、ぜひそちらでピザ作りの勉強をしたいと依頼しました。3月末に熊本へ勉強に行き、生地の仕込みからみっちり教え込んでいただき、イタリアから仕入れる生地の基とチーズを使用していますので味には自信があります。チーズの味・のび・こくの配合を変えながら何枚も繰り返し焼き、息子が一番おいしいと言った配合で作っているので、工場でこのチーズをくださいと言っても手に入るわけではないオリジナル配合のチーズです。

このお仕事で心掛けていることは?

 生地を冷凍したり発酵し過ぎたりすると味や食感が変わってしまいますので、ご注文いただいてから生地を伸ばして、一番おいしいピザをお客様に提供できるよう心掛けています。「つばさオリジナル」と名前をつけたので、やはりピザ屋さんを始めたきっかけである息子がおいしいと言ったピザの味を変えずに続けていきたいです。

ご自身について教えて下さい

 因島田熊町で生まれ、19歳から22歳までは神辺で2年ぐらい今とは違う仕事をしていました。妊娠を機に、因島に帰省して重井に家を新築し20年が経ちます。両親も若くないので、一旦外へ出ても因島に帰って家を建てるぞという夢は小さい頃から持っていました。29歳の時にスナックローズを立ち上げた後、現在の場所にクラブマスカレードを開店しました。夢って一つクリアすればそれで満たされるのではなくて、叶った時の自分の置かれた環境とか生活で新たな夢や目標が出てくるものだなと思います。今は自分の夢よりも、子どもが喜ぶならやってみようというような考え方に変わってきました。

因島について…

 因島はゆっくり・のんびりでいいですね。生まれ育った因島が、昔の活気を取り戻せたらいいなと思います。父が造船関係の仕事をしており、雨が降ったら傘を持ってお迎えに行っていました。お店を経営するには若い世代に的を絞るのは難しいので、小さなお子様からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い世代の方に来てもらえるようにしないといけません。

今後の抱負は?

 メニューを増やすのは難しいので、日替わりランチは半分ノーマル、半分はメニューにないトッピングでいろんな味を楽しんでもらいたいと考えています。なぜ半分はトッピングなしなのかというと、自分達がピザ屋さんを始めるきっかけになった味を皆さんに食べていただきたいという気持ちを込めています。ピザ釜が3百キロ以上あるのでイベント出店等はできませんが、考えを逆手にとって当店をイベント会場にできれば楽しいなと思います。今はまだ数回しかしていないけど、今後はもっと大人も子どもも一緒に楽しんでいただける手作りピザ体験をできる機会を増やしていく予定です。

■事業内容
飲食業

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2016年6月号