因島商工会議所 : 会員紹介 : お好み焼・鉄板焼 みかんの花

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お好み焼・鉄板焼 みかんの花
村田 正晴さん(70歳)

No.71 2018年6月

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  因島村上海賊焼きで盛り上げよう

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 仕事内容について教えてください

 平成19年9月にお好み焼・鉄板焼・みかんの花をオープンして11年目になります。広島風・関西風お好み焼、鉄板焼き、揚げ物など豊富なメニューを用意しており、お客様の注文を受けて鉄板で焼いていきます。島内にお好み焼店は20店舗ぐらいありますが、同じ材料を使っても店によって味が違い特色もあります。子どもから大人まで老若男女問わずご利用いただけるようにテーブル席と座敷があり、車椅子の方でも入れる広さに設計しております。各テーブルに鉄板が備え付けてありますので、熱々のままお召し上がりいただけます。

因島村上海賊焼きについて

 日本遺産に「村上海賊」が認定されたことをきっかけに、島内のお好み焼き店13店舗と商工会議所が協力して「因島村上海賊焼き」を作りました。因島のお好み焼き「いんおこ」にタコをメインとした海産物を活かし、因島の特産グルメを目指した新しいお好み焼きです。決まりごとは①麺はうどん②具材にタコを含めて海鮮を2種類以上入れる③上の旗を立てることで、各店舗によってそれぞれが工夫を凝らし個性を出して焼いています。当店の海賊焼きは、刺身で食せる新鮮なタコ・エビ・ホタテを豪快にトッピングし、瀬戸内のレモンと大葉を添えてあっさりした味わいです。テレビや新聞などで宣伝され、島内のお客様はもちろん、観光客にも人気があり多くの人達が注文してくれています。現在はスマートフォンアプリを使った因島村上海賊焼きスタンプラリーを7月1日まで実施しています。スタンプを3個集めて「村上海賊グッズ賞」に応募するか、全13店舗制覇すると賞状と名前入りオリジナルコテがもらえますので、是非参加してみてください。

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このお仕事で心掛けていることは?

 お好み焼きを最初から最後までおいしい状態で食べてもらえるように努めています。例えば、キャベツの硬さや水分量に合わせて切り方や蒸し方や蒸し時間を変えたりして、安定した味が出せるようにしています。肉・魚介類などの材料は手間が掛かってもブロックで仕入れることで、より鮮度の良いものをお客様に提供することができます。忙しい時間帯でもスムーズに流れるよう、その前の準備が大切です。飲食店にとって最も気を付けなければいけないのは衛生管理なので、厨房も店内も常に清潔を心掛けています。

ご自身について教えて下さい

 因島で生まれ育ち、広島の大学卒業後は近畿圏の建築会社に10年余り勤めて一級建築士の資格を取得し、地元に帰省して設計事務所を開設しました。25年後の60歳で飲食店を始めようと切り替え、妻が実家のお好み焼き屋で手伝っていた経験もあったので、お好み焼店を始めました。自ら店舗の設計をして、因島商工会議所主催の起業塾を受けて開業し、十年余りになりました。初めからうまくはいきませんでしたが、今では常連客も増えて息子2人と夫婦の家族4人の家族経営でがんばっています。

因島について…


 因島は気候が温暖で、人も優しく、世話好きな人が多いと思います。冬でも滅多に積雪がなく、年中商売できる状態は恵まれています。京都の舞鶴へ住んでいたことがありますが、冬は仕事にならないほどの積雪がありました。ここ数年しまなみ海道が人気で、サイクリングや観光に来る人がとても増えました。皆さん空気がおいしいとか景色が綺麗などと言ってくださる人が多いので嬉しく思います。

今後の抱負は?

 食べに来られたお客様が笑顔で帰れるよう、お好み焼をおいしく焼く技術はもちろん、接客もまだまだ未熟ですが、少しずつでも頑張っていこうと思っています。最近では写真を撮ってSNSに投稿するお客様も多く、若い世代のアイデアも取り入れたり、時代の要望に応えられるよう新メニューの開発や店内での合理化もこれから考えていかなければならないと思っています。


■事業内容
飲食業

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2018年6月号