因島商工会議所 : 会員紹介 : ㈲松本工業所

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㈲松本工業所 代表取締役社長
松本 正紀さん

No.68 2017年12月

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  鉄・アルミ・ステンレスのことなら、

お任せください     

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 仕事内容について教えてください

 創業は昭和48 年、三庄の山の中にある会社で、機械のカバーや部品、町の中をきれいに見せる景観美化品の制作をしております。加工データの制作からレーザー、プレス加工や溶接までを一人ひとりが対応できる少数精鋭の会社です。従業員は11名と少ないのですが、弊社の強 みは、鉄やステンレス、アルミなど幅広く対応できることです。ゴミステーションや掲示板・手すりなど、日常の中にも 弊社で作った製品がありますので、皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。1人の従業員が同じ仕事をするのではなく、CADを使ってデータを作ったり、レーザーで切断したり、鉄板を曲げたり、溶接したりします。弊社に勤務すると、自分が思い描いたものが自由に作れるようになるかもしれません。

このお仕事で心掛けていること

 お客さんに喜んでもらえる製品を作る ことです。取引先の仕事だけでなく、依頼があれば、農家や漁師の方に頼まれた道具、個人の趣味のものなど、色々な物を色々な材料を使って作っています。そして、今後もお客様との信頼関係を第一に考え、仕事に精進していくつもりです。

ご自身について教えて下さい

 埼玉県で生まれ、1歳になる頃から因島 三庄町で育ちました。高校卒業後は、公園施設製品などを製造するタカオ ( 株 ) 福山本社に入社し、滑り台やジャングルジムを実際に作っていました。勤務している時期とは違うのですが、大浜のアメニティ公園にあるくじらの滑り台を作った会社です。滑り台の滑るところはステンレスで、周りは鉄を使用しており、板を曲げたり溶接したりする作業は今の仕事でも役に立っています。就職して1年が経つ頃、父親から家業を手伝ってほしいと言われて戻ってきました。その後、神奈川県にある職業訓練法人アマダスクールのJMC(ジュニアマネ ジメントカレッジ)で経営後継者育成講座の全寮制集中教育を22日間受け、経営者としての広い視野と実践的な経営ノウハウを学びました。

趣味など…

 中学・高校時代はバレーボール部に入 部しており、社会人になっても因島排球 会というバレーボールチームに所属していました。結婚して子どもが生まれてからは、写真を撮る機会が増えたのでカメラにこだわっています。妻と娘は吹奏楽、長男は演劇をしており、以前は全く興味がなかったことも家族が関わると興味をもつようになりました。日曜日は仕事と 完全に離れてイベントに行ったり、次男が通う大学の学園祭を見に行ったりするのも休日の楽しみになっています。

因島について…

 因島は温暖で災害も少なく、住むには1番いいところです。食べ物もおいしいし、空気もきれいで景観も良く、外から帰ると潮の香りに癒されます。今年は造船鉄工祭に初参加して、鉄で作るサイコロやメタル貯金箱、今流行しているハンドスピナー作りなどのワークショップを行いました。台風接近中の悪天候にも関わらず、たくさんのお客様に来ていただき、午前中に準備していた材料が全てなくなってしまいました。来年はより多くの方に楽しんでいただけるように、又、鉄工業に興味を持っていただけるように、がんばりたいと思っています。

今後の抱負は?

 企業経営をとりまく環境が大きく変化 する中で会社を存続していくには、相応の努力をして維持発展させていかなければなりません。代表交代して3年目ですが自分の代はもちろん、息子の代もしっかりと事業承継できるように早い段階から十分 な準備を行っていくことが必要です。造船鉄工祭に参加したことがヒントになり、会社のロゴや表札をデザインして作るなど、今の仕事の枠に捉われるのではなく、今後は新しい方向性も考えていけたらと思っています。


■事業内容
レーザー切断加工・鉄・ステンレス・アルミ薄板加工・その他製作

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2017年12月号