因島商工会議所 : 会員紹介 : マキハタ機工

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マキハタ機工
巻幡 伸一氏

No.73 2018年12月

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  元気なまち・活気のあるまち・

  気持ちの良いまちを目指して

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 仕事内容について教えてください

 因島を中心に、各島諸部及び、全国各地に点在するユーザーの生産工場へ、コンサル・資材・器具を提供しています。以前から、プラントメーカーとJVで台湾・中国IT企業のクリーンルーム・電磁波シールドルーム、又、保冷・冷蔵ルーム等の製作にも関わっています。私共関係しています建設・土木業界へ環境アセス・測量・工事施工用の資材・器具を、また、ICT(情報・通信技術)を取り入れた製品を提案して、収益性と生産性向上に、貢献する役割に徹して努めています。

ご自身について教えてください

 土生中学校卒業後、日立造船訓練所へ入社し工業高校課程を履修しながら、因島高校定時制を経て、大阪の近畿大学法学部で学びました。卒業後は商社へ就職が内定しておりましたが倒産した為、精密機械メーカーへ入社しました。主に全国の自動車メーカーと取引していた会社でしたので、各種のビッグ展示会へ製品を出品していた関係で、数多くの関係者・ユーザーとのご縁があり、人生で貴重な体験となりました。当時コンピューターが出始めで、工作機械にセットで取り付け、数値制御をしていました。高度成長期ですから受注が多く、納期が間に合わない状態でした。数多くの展示会で内外のユーザーと接していて、日本の技術力の力強さを実感しますと、資源の少ない我が国は、知力と技術力を永遠に追求することがグローバル社会のリーダーに成れると痛切に思っていました。

趣味など

 私は学生時代から、柔道を訓練所の必須科目で学びました。定時制高校では21時からナイターで軟式野球を4年間毎日練習し、広島県代表で滋賀県皇子山球場での全国大会に出場しました。帰郷してからは、苦楽を共にした友人と、軟式野球とソフトボールを長年に亘り熱中し、休日は試合に明け暮れて、休養を取る間もないくらい楽しんでいました。従って、スポーツは何でも大好きであります。今は、ゴルフをたまにします。夢は、かなり厳しくなってまいりましたが、世界中のゴルフ場を回ることです。

因島について・・

 因島は造船、鉄工、農業、バイオ産業を核として、日本遺産に認定された「村上海賊」関連の観光・商業と多面的なまちを形成しています。「元気なまち」「活気あるまち」「気持ちの良いまち」。[気]という言葉をキーワードに、中世で瀬戸内海を庭のごとく活躍した村上水軍魂で、英知を結集した先進地を目標にまちづくりをすべきだと思います。村上海賊の風が吹いている時機に、あらゆる機会を通してイメージアップを図り、情報を発信し、地域活性化や観光客の誘客につなげることが大事です。限られた歴史的財産であります「村上水軍まつり」は、本年8月にサントリー文化財団から地域文化賞の全国表彰を受賞しました。この栄誉も、島人が物心両面で支えられた成果だと、強く感じています。ギネス登録目指して、小早レースチーム参加数を増やし、他を圧倒する迫力と魅力が必要です。また、多くの外国人・子供を含めた観光客に鎧武者の体験・小早体験を楽しんでいただければ、ニーズとキャパは拡大すると思います。

今後の抱負は?

 今日の日本の人口が2010年の1億2806万人をピークに減少が始まり、同時に速いスピードで高齢化が進んでいます。あらゆる生産現場に於いても、生産性を高める取り組みが求められており、国土交通省では、2016年を「生産性革命元年」と位置づけ、国を挙げて推進しています。世界各国で、特に経済発展の可能性のある新興国には限りないニーズが存在しているので、近い将来再びアタックしていきたいと考えています。



■事業内容
機械器具・資材卸販売

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2018年12月号