因島商工会議所 : 会員紹介 : 片山工業㈱

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片山工業㈱ 代表取締役
片山 一憲さん

No.67 2017年10月

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信頼され、期待され、選ばれる企業へ

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 仕事内容について教えてください

 ガスタービン発電機や蒸気タービン発電機などの産業用発電装置製造、またゴミ焼却発電機、バイオ発電機等の環境リサイクル発電機を製造しています。東北大震災で電力事情が急速に悪化し、自社発電機を設置する企業が増えてきました。創業当時は造船関連の製品を製造していましたが日立造船撤退後に事業転換して発電機の製造をメインとし、川崎重工㈱、三井造船㈱機械事業部、㈱ササクラ機器事業部から取引口座を開設していただき主な取引先としています。発電機の納入先は病院や銀行、宿泊施設、大型工場、IT通信、河川災害管理所など国内外の幅広い業界から受注を受けています。

このお仕事で心掛けていること

 朝は社員よりも早く出社し一人一人に声をかけて心身健康の変化に早く気付けるように心掛けています。取引先の企業には外注課、管理課、検査課、組立工場等があり、その全部の課から必要とされ魅力ある企業であるために「生涯勉強」と常日頃から前向きな努力を心掛けています。

大変なことはありますか?

 技術の進歩、環境の変化が早く時代は一分一秒変化し続けています。進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの「唯一生き残るのは、変化に最もよく適応したものが生き残れる」という言葉があります。時代とともに成長する分野を研究し続けること、取引先の経営方針に寄り添うこと、各世代のそれぞれの特徴の相違を意識して行動することなど、様々な変化に適応していくことを心掛けています。

ご自身について教えて下さい

 因島三庄町出身で高校卒業後は大学で経営工学を学びました。卒業後は造船会社の現図課に勤務し図面を実物大に展開する仕事をしていました。今ではCADが普及し簡単に短時間で正確に展開できるようになりましたが現図を学んだことにより構造物が三次元的に考えられるようになりました。帰郷して30年以上が経ちましたが若い頃に厳しく指導していただいた経験は今でも生き続けていると実感し感謝しております。初心を忘れず、代替わりをした直後の緊張感と責任感は何年経っても変わらず持ち続けたいと思います。

趣味など…

 家庭菜園です。最初は軽い気持ちで始めましたが育ったトマトのもぎたての味に感動し、更に美味しくするためにはどうすれば良いのか調べるようになりました。その手間はとても喜ばしい時間ですし、家族や知人が美味しいと笑顔になる瞬間はとても嬉しいです。仕事以外のことを考えることで気分転換とリラックスができ穏やかな気持ちになります。種まきから成長していく様子を見ることは子育てや社員の成長を見るのと同じように感動と喜びを与えてくれます。

因島について…

 因島で生まれ育った者として、因島が笑顔と活気と自信に満ちた豊かな将来であってほしいと思います。そのために、我々住民の努力はもちろんですが、長く因島で操業している一企業として、この少子高齢社会の時代における社会的な貢献の道も模索していきます。

今後の抱負は?

 「信頼され、期待され、選ばれる企業へ」この言葉を信念とし挑戦を続けております。長年に培った知識、経験を活かして製品の改善や新製品の開発に協力してきたことで、今では取引先から相談をしていただける会社になったと実感しています。高い志とともに懇切丁寧に作られた「製品こそが最大の営業力」と評価をいただき日々精進を重ね、その営業力の強化に努めて参ります。本業を真面目に取り組む姿勢、実力を評価され選ばれるように努力し、世界的視野を持ったリーディングカンパニーとして、連続発注していただける必要なパートナー企業を目指します。


■事業内容
機械・装置製造業

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2017年10月号