因島商工会議所 : 会員紹介 : 居・どん家いしみ

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居・どん家いしみ
石見 好成さん

No.61 2016年8月

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うどん・そばは全て当店自家製オリジナルです

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 仕事内容について教えてください

 平成5年8月に手打ちうどん・そばの店をはじめて今年で23年目になります。うどん・そばは全て当店自家製オリジナルです。開業当初は、重井町小田浦でカウンターのみのうどん屋を始めました。パチンコ屋が近くにあったのでそのお客さんが多く、家族連れのお客さんは少なかったです。平成16年に土生へ店舗を移し、家族連れのお客さんも来店しやすいように、座敷やテーブル席を増やしました。もともと土生出身で、店舗移転を検討していたときに空き地があり、自宅兼店舗を新築しました。定休日は水曜日で、出前は夜9時まで承ります。

このお仕事で心掛けていることは?

 ご注文いただいてから、お客さんをお待たせしないよう早く出すことを心掛けています。麺は茹でたて、天ぷらなども揚げたてを、おいしいものをおいしいうちに食べていただきたいと思っています。お昼時の忙しい時間帯でも、出前の注文が入ったら上手く時間配分して持って行きます。1人では出前は不可能ですが、夫婦2人で協力しあってがんばっています。出前は土生町長崎から総合支所周辺まで承ります。日替わり定食は、お客さんにお店に来てもらうために始めたサービスなので出前はしていません。今の季節だと、メニューにない冷やし梅おろしうどんやキムチうどんなど、日替わりでしか食べれないうどんを提供しています。一人ひとりに感想を聞く時間がないこともありますが、食べ終わったお皿を見ればわかりますね。お皿が綺麗だったら、おいしかったというサインです。

大変なことはありますか?

 自家製麺なので毎日麺を打っています。定休日も仕込みや買出しがあり1日何もしなくていい休みはありません。定休日でないとできない仕込みや掃除もたくさんあるので、買出しのついでに用事を済ませたりしています。うどんは経験と知識が必要で、23年やっていても毎日同じようにはいかないところが難しくもありおもしろいところでもあります。麺を熟成させて寝かせるのは時間が掛かり、気温や湿度がすごく関係してくるので、季節によって水を入れる量がすごく変わります。今日打ったうどんは明日のうどんではないし、昨日のうどんは今日のうどんとは違います。

ご自身について教えて下さい

 土生町出身、高校卒業後は島内で造船関係の仕事に就きました。造船不況で脱サラし、最初は居酒屋を始めようと考えていました。福山の居酒屋で働いた後、縁あって広島のうどん屋で数年働くことになりました。そこで手打ち麺の技術を学んで、うどん・そばの店を始めようと決めました。島内の製麺所で使ってない機械を譲っていただき、開業に至りました。23年経っても手打ちうどんは難しいです。

因島について…

 もうちょっと人口が増えてくれたらいいのですが。自分が小学生の頃が造船活況のピークで、学校の行き帰りも人がすれ違うのが難しいぐらい人で溢れていました。今は登下校の時間もまばらで寂しくなりましたが、自然がいっぱいあってのんびりしていてほっとする場所です。

今後の抱負は?

 夫婦仲良く、変わらずおいしいものをお客様に提供できればと思います。最近、土生町内に新しく飲食店ができて賑やかにはなりますが、ライバルにもなるので飲食店としては厳しくなってきますね。お客様の選択肢が広がるのはいいことだと思います。自分達のスタンスは曲げずにうどん・そばを専門にしていることをもっと前面に出して、今までやってきたことをこれからもやっていきます。下手に意識過剰にせず、自分達の得意な分野はもっと伸ばしていかないといけないですね。

■事業内容
飲食業

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2016年8月号