因島商工会議所 : 会員紹介 : 因島総合病院

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因島総合病院 事務部長
岡野 芳和さん

No.70 2018年4月

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  創設100周年を迎えて

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 仕事内容について教えてください

 因島総合病院は大正6年に創設され、昨年12月9日に創設100周年を迎えました。日立造船健康保険組合の病院です。組合員とその家族の為に創設された病院ですが、現在は因島・上島・生口島の約4万人の皆様へ、医療と健康づくりのお手伝いをさせていただいています。また、2次救急指定病院として、365日24時間を通して外科・内科の2科体制で救急医療も行っております。近隣の島々からの患者様は救急車専用の救急艇により、桟橋に到着し、救急部に搬入されます。必要時には、応急処置の後、尾道、福山、岡山など高次病院に、救急車にて搬送いたします。当院では、患者様及びその家族の方からの疾病に関する医学的な質問並びに生活上及び入院上の不安等、様々な相談に対応する窓口として「地域連携室」を設置しておりますので、お気軽にご相談下さい。

このお仕事で心掛けていることは?

 「楽しく忙しく」を心掛けています。病から来る体の不調・心の不安に対して、早くて正確な診断と適切な治療を行うとともに、笑顔で皆様も医療スタッフも心が癒され、細やかな心配りができるよう努めています。事務部長に就任して間もなく創設100周年記念行事の準備を進めるにあたり、約250名の職員相互のコミュニケーションを円滑にするため「病院まつり」を行いました。仕事の合間での準備は大変でしたが、一つのイベントを職員一丸となってすることでチームワークと連携体制ができました。地域の方や患者様にもとても喜んでいただき、皆さんの笑顔が職員のモチベーションアップにもつながったと思います。

ご自身について教えて下さい

 私も息子もここ因島総合病院で生まれました。因島高校卒業後は京都産業大学で経営学を学び、民間会社に3年間勤務しましたが、転職を考え通信教育で公務員試験の勉強を始め、地元因島での採用試験に合格して市役所に勤務し、税務・農林水産・管理・福祉・財政・しまおこし課などさまざまな業務に携わりました。そこで経験させてもらった経験と知識・人間関係等が、今の仕事で活きていると思います。あの頃は仕事が変わるたびに覚えるのが大変でしたが、今思えばいろんな経験と勉強をさせてもらったと感謝しています。定年よりも退職を早め、平成26年から当院の事務部長に就任し、4年目になります。自分が生まれた病院で地域に恩返しできることは大変嬉しく、色々忙しいですが、充実した日々を過ごしております。

因島について…

 日本遺産「村上海賊」の歴史があり、温暖で住みやすい因島で生まれて本当によかったと思いますし、この島のポテンシャルを住む人達にもっと知ってもらい、次の世代に繋げていければ良いと思います。地域での生活において、医療はなくてはならないものなので、「医療はまちづくり」として貢献できると考えております。進学して島外に出ても、是非戻ってきて地元の企業に就職してもらいたいです。当院でも医師・看護師、医療事務の職員を募集しております。また、岡山大学の教育関連病院として医学生や初期研修医の方々、各部門の学生に対して、地域医療の実習・研修の受け入れもしております。島外から当院へ来られる方には因島の魅力を伝え、因島の景色や空気を直接感じて貰えば、絶対に気に入っていただけると思いPRに努めています。

今後の抱負は?

 創設100周年を迎え、記念式典・記念碑の建立・サイクリング大会等と各種行事を行いました。また、これからの100年に向けて、制服・ホームページ等を一新し、「花と笑顔とおもてなし」の心で患者様に接し、信頼され愛される病院づくりを目指します。人材育成・情報発信・院内美化の三本柱を強化し、地域の行事等へも積極的に参加し、皆様との交流を深めていきます。最後に、地域の医療機関・介護施設を含めた介護サービス機関・行政機関との連携を大切にして、当院スタッフ一同で地域医療にお役にたてるよう尽力してまいる所存です。


■事業内容
総合病院
内科、リウマチ科、外科、整形外科、眼科、リハビリテーション科、小児科、泌尿器科、
歯科・口腔外科、脳神経外科、精神科、耳鼻咽喉科、皮膚科、婦人科、放射線科、人工透析

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2018年4月号