因島商工会議所 : 会員紹介 : ㈱ハリソン産業因島

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㈱ハリソン産業因島 代表取締役
福田 佳郎さん

No.69 2018年2月

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  2018年  新体制としてのチャレンジ

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 仕事内容について教えてください

 船舶用の燃料油や潤滑油、また清水の加熱器・熱交換器の専門製造業として35年以上の実績を残してきました。社名でもあるハリソンは小型熱交換器の代名詞になっており、ハリソン式のプレート&フィンヒーターは省スペースで効率よく熱交換ができることで全国の造船所等に永年にわたりご愛顧頂き納品しております。開発以来ハリソン式の熱交換器が発展してこれたのは、より良い製品をつくりたいという技術者としての自覚と誇りです。またガスケット・ベアリング・パッキン・Oリング他といった舶用部材販売やスタッド溶接工事、セラミックライニング工事等、少数精鋭ながら営業・設計・製造一体となり、得意先のニーズと期待に応えるべくフレキシブルな体制で取り組んでいます。

このお仕事で心掛けていることは?

 会社のビジョンや方向性を明確にし、共有することです。また製造品質を第一に納期を守り、コスト意識を高めるよう部署間でのコミュニケーションを大切にしています。生産管理や品質管理などの管理業務が円滑に進むようPDCAサイクルを徹底し、製品と業務が継続的に改善されるような体制づくりを心掛けています。社員にアンケート用紙を渡して日頃の仕事や生活の中で不便なことや便利なものなどを思いついたら書き留めてもらうようにすることで、新製品の開発や仕事方法の改善や生産効率の向上にもつながればと思っています。これまで同様に社員ファーストと考え、さらにより良い職場環境を目指しています。

ご自身について教えて下さい

 大阪府出身で、大学卒業するまでの22年間は大阪で過ごしました。卒業後は東洋エクステリア(現(株)LIXIL)に就職して東京で4年、大阪で10年の計14年営業の仕事をしていました。当時は、朝から晩まで直行直帰で代理店や販売店に伺い、たくさんの方にエクステリアの魅力やガーデンルームの販売に注力していました。結婚を機に妻の地元である因島に移り、当社に勤務して丸5年が経ちました。2018年1月より代表取締役という大任を拝することになり、これまで以上に人との結びつきを大切にしていきますのでよろしくお願いします。

趣味など…

 ゴルフとランニングです。ゴルフは子どもが生まれてから回数が減りましたが、落ち着いたら練習を再開したいと思っています。仕事をするうえでも体力は必要になるので、体力づくりの一環として休日の朝は島内を10~20㎞走っています。社員にも声を掛けて因島健康マラソンに参加するなど、健康管理には気を付けるようにしています。過去2回大阪マラソンにエントリーしてフルマラソンを経験しました。走り切るのはしんどいですが、沿道からの応援は走っている時にすごく力をもらえますし、ゴール出来た達成感でまたがんばろうと思えます。年に1回は大会に出場するべく、全て走り切るということを目標に今年もがんばります。

因島について…

 しまなみ海道をはじめ、瀬戸内海の島々の景色は非常に美しく素晴らしいところです。しかしながら島の人口減少に伴い、人員確保も難しくなっています。人が生活するうえで重要なことの一つに地元産業の発展が必要だと考えますので、より良い商品をつくり会社を発展させることで少しでも地域社会に貢献できればと思います。

今後の抱負は?

 本質は変わらず、時代に対応できる不易流行の経営を目指します。変化する多種多様な社会やルールの中で求められているものを社員一丸となって考え、問題を解決していく集団になれるように社長として舵取りを行います。近年ではバラスト水処理装置の取扱も行っており、今後も熱交換器・加熱器だけにとらわれず新しい製品づくりにチャレンジしていきます。


■事業内容
熱交換器製造販売・舶用部材販売・スタッド溶接工事・セラミックライニング

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2018年2月号