因島商工会議所 : 会員紹介 : だるまや商店

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だるまや商店
井上 佳子さん

No.59 2016年4月

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「ここちいい」に出会うまで何度でも

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 仕事内容について教えてください

 主に化粧品販売をしています。昔ここは長屋になっていて、日用雑貨や文房具、洋裁道具などを売る小さなお店でした。何かのお祭りのときに、屋根の上にだるまを上げていたのを町の人が見て「だるまや」と呼びはじめたのだと父から聞いています。大正時代、祖母がハイカラだったそうで、資生堂の方がお店で化粧品を売ってくれませんかと訪ねて来られたのがきっかけで、化粧品販売を始めたそうです。祖父母が明治の終わりからお店を始めて100年以上が経ちます。

このお仕事で心掛けていることは?

 お客様が心地よくお化粧品選びをしていただけるように心掛けています。快適な空間でゆっくりと過ごしていただきたいという思いから、昨年秋に店内をリニューアルしました。昔からある書類や古い商品などを大掃除してリフレッシュしたんです!ご近所の方は手押し車で来られる方も多いので、そのまま入っていただけるように出入り口のスペースを広くしました。

大変なことはありますか?

 カウンセリングと相談が一番大事な部分であり、一番お時間をかけるところです。季節やその時々のホルモンバランス、ストレスなどでも肌状態は変わってきますし、お客様一人ひとり肌質は違うので、本当にその人に合ったものを選ぶために最初は時間をかけてじっくり選ぶようにしています。お客様がここちいいと感じて選んでいただいた商品のサンプルを、ご自宅で3日間実際にお試しいただき、自分にぴったりだと感じたらお買求めいただくトライアルシステムをとっていますので、〝ここちいい〟に出会うまで何度でもお試しいただけます。

ご自身について教えて下さい

 重井町で生まれ育ち、高校卒業後、美容の勉強をしながらお店で働き始めました。結婚して2年ぐらい尾道から通勤していたのですが、やっぱりお店から近いほうが便利なので重井に自宅を新築して引っ越しました。小さい頃から両親の仕事を見ていて最初はあまり興味がなかったのですが、親戚のお姉さんが長い間していたので小さいながらに憧れていたのかもしれません。

趣味など…

 もともと自然にふれ合う事が好きですが、なかなか時間がとれず、休日も仕事の延長の様になっています。仕事が趣味は言いすぎですが、お客様のきれいのお手伝いができればと思います。使い方をご紹介させていただき、心地いいと感じながら正しいお手入れを続けていただく事で本当に肌も変わってきます。肌悩みが改善できてきれいになり「お手入れを続けて良かった」と、ありがたいお声をいただくと本当に良かったと思います。

因島について…

 すごくいいところだと思います。環境ももちろん、人と人のつながりがあったかいと感じます。もっと因島のたくさんの人に綺麗になってもらいたいです。女性はいつまでも美しくいたいものです。あきらめず、前向きにちゃんとお手入れしている方は肌も綺麗で、いつまでもお元気です。認知症の方がお化粧をすることで顔がほっとほころび、毎日お手入れを続けることで症状もすごく回復したという実例もあるそうです。

今後の抱負は?

 今後はお顔だけでなく、ボディのリラクゼーションも取り入れていきたいです。今はフットケアのみですが、毎週火曜日に予約制でしていただけます。心地よくお手入れしていただき、気持ちよく過ごしていただくひとつとしてリラクゼーションの施術ができるコーナーを準備していく予定です。綺麗になっていただいて、肩凝りまでとれてリフレッシュしていただければ嬉しいです。“いやされる~”のお店にしたいです。

■事業内容
化粧品販売

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会員インタビュー   所報INNOSHIMA   2016年4月号