因島商工会議所 : 会員紹介 : モリワキ工業

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モリワキ工業 高原 栄記さん

No.39 2012年8月号

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~水を守る!~

仕事内容について教えてください

 因島地域での浄化槽の点検・清掃・修理を行っています。従業員は浄化槽管理士の資格者5名を含む10人です。
 汲み取りはタンクに入っていくだけですが、浄化槽は雨水以外のトイレ・お風呂・台
所・洗濯機の全ての水が流れ、それを浄化します。1人で点検をすると見落としがあって
はいけないので、いつも2人1組で仕事をするようにしています。更に、担当地域を決め
ず、同じ人が同じ場所ばかり行かないようにしています。自分1人だけでは、気付かない
こともあるので、毎日報告会を行って全員が状況をわかるようにしています。

このお仕事で心掛けていることは?

 浄化槽の点検・清掃は、浄化槽法で決められた技術上の基準に従って行っていますが、それ以上のサービス・技術の提供を心掛けています。例えばマンホールの蓋の錆取りをしたり、周りの草取りをしたり、お客さんに喜んで頂いた時はとてもやりがいを感じます。

大変なことはありますか?

 一人暮らしの所、家族が多い所など、家々によって浄化槽の中は違いますので、そこに合わせた調整が必要になってきます。特に最近の浄化槽は、よりコンパクト化されてきていますので、管理士の技術がとても重要になっています。

ご自身について教えて下さい

 出身は広島市内ですが、29歳で結婚と同時に因島に移り、義父の仕事を手伝うようになりました。それまで広島で7年くらい製造業の仕事をしていた頃は、浄化槽というものを知りませんでした。手伝い始めて管理士の免許を取得し、10年が経ちました。昨年義父から引き継ぎ、因島商工会議所の議員に就任したばかりですので、人の顔と名前を覚えるのに大変なところです。

趣味など・・・

 特にこれといった趣味はないのですが、最近家庭菜園をする程度の畑を借りて野菜を
作っています。まだまだ始めたばかりなので本を読んだり、人に教えてもらいながらなん
とか形になっています。日中は仕事をしているので、あまり手間のかかるものは作れないですが、今はジャガイモやサツマイモなどを作っています。

因島について

 因島出身ではないのですが、普通に馴染んでいけました。そんなに不便だとも思いませんし、気さくで優しい方が多いので、仕事関係でも普段でもその辺はありがたいなと思います。
 景気が悪くなると若い人の働き場所も減ったり、家を新築する人も浄化槽へ改築す
る人も減ったりします。汲み取りは毎月必要ですが、浄化槽は3カ月に1回の点検と年1
回の清掃で済みます。量に応じて汲み取り費用は変わりますが、点検・清掃の費用は何人家族であろうが変わらないので、大人数のほうがお得感はあります。

今後の目標とは?

 現在、浄化槽の管理士は5人ですが、若い人にも免許を取得してもらい、誰がどの家に行っても同じレベルの仕事ができるようにしていきたいです。また、新しいタイプの浄
化槽がどんどん出てきます。仕組みはだいたい一緒なんですが、勉強会を開いて重要ポイントをみんなで勉強します。モリワキ工業は今年で創業20年になりますが、現在因島に浄化槽管理業者は6社あります。仕事は分担ではなく競争になるので、お客さんや建設・配管業者に認められる仕事をしないといけません。

次回の会員インタビューは・・・

 あづま食堂の東隆司さんです。

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