あづま食堂 東 隆司さん
No.40 2012年10月号
~目標 創業五十年~
仕事内容について教えてください
飲食店を経営しています。営業時間は11~15時までと16~20時までで、定休日は第1第3日曜です。夜より昼の時間帯の方がお客さんが多いので、日替りの昼定食が一番人気です。仏事・法要の需要は減りました。従業員は家族だけなので団体客は難しく、お客さんの9割が常連さんです。
このお仕事で心掛けていることは?
正確なルーティンワークです。日々の定型業務を毎日続けること。日によって味が違いすぎてはいけないので、毎日同じ分量を同じ作業順序でやることによって同じ味が提供できるように心掛けています。また、毎日同じように掃除をすることによって、食材や調理器具の不具合がすぐわかるようになります。
大変なことはありますか?
仕事にまつわる全ての継続です。仕入をしなければメニューにある全てのものを提供できません。掃除をしなかったら器具が壊れるし、支払いが滞れば仕入ができないというように、ずっとやり続けないと事業が朽ちるということです。個人事業では自分が何でもしないといけませんが、わからないことや困ったことを商工会議所に相談したらすぐに応えていただけるので頼りにしています。
ご自身について教えて下さい
因島田熊生まれ田熊育ちの田熊っ子。幼稚園・小学校・中学校をこの因島田熊町に育てていただきました。高校は広島市へ出て、卒業後は大阪の調理師専門学校へ行き、神戸で調理師の仕事を3年間しました。一時サラリーマンを経て、17年前に帰省して家の仕事を手伝い始めました。
小学校より田熊ジュニアサッカーで始めてから高校までサッカーばかりしていました。最近まで、田熊ジュニアの子供達と一緒にサッカーを楽しんでいましたが、現在は時間がとれず残念です。いつも応援しています。頑張れ!田熊ジュニアサッカークラブ。
趣味など・・・
主に運動ですが、最近は自転車に乗る位で、しまなみ海道や備後地区をたまにサイクリングします。しまなみ海道を自転車で走ると、島や海やふる里を再認識できてとても有意義です。今は事業主である自分がいないと店が開けないので、なかなか趣味に費やすお金と時間がありません。
因島について
「ふるさと」、ここで生まれてここで死ぬ「終の棲家」です。気心の知れた幼稚園・小学生の頃からの同級生も因島にいる人がたくさんいます。関西に住んでいた頃はしんどかった時期もありましたが、ここにいたら殻に閉じこもらず、心が開ききったままでいれると感じます。
今後の目標とは?
創業五十年!この先に不安はありますが、地域の方に支えられて、生まれ育ったこの地で商売ができていることの現状に不満はありません。先代がこの店を始めて今年で45年なので、後5年は必ず続けたいと思います。
会員インタビュー 所報INNOSHIMA