会頭のご挨拶


基本方針

因島商工会議所
会頭 村上祐司

 

 新型コロナウイルス感染症と向き合い、早1年が経ちました。経済活動や国民生活は甚大な影響を受け、ウィズコロナ・ポストコロナに対応すべく社会システムの変革は急速に進みつつあり、産業構造転換の大きな節目になったと思います。おそらく10年後には日本の産業が大きく変化していると思います。我々も日商や行政・関係団体と連携を取りながら対応していきたいと思います。

 地元の動向を見てみますと、観光業・飲食業は、昨年から大幅な売り上げの減少となっており、既に大きな影響が出ていますが、さらに因島の基幹産業である造船業が厳しい状況に直面しています。中韓との厳しい競争にさらにコロナ下での商談がままならない状況が重なり、先行きが懸念される中、今治造船(株)とジャパンマリンユナイテッド(株)の業務提携が発表されました。今後も造船業界だけでなく、様々な業界で業務提携の流れが出てくると思いますので、行政や関係団体と情報共有しながら対応して参ります。

 このような状況を受け、当所においては、昨年度はコロナ対策に沿った事業計画にアップデートし、喫緊の施策として行政と連携した中小零細企業への支援に注力するとともに、アフターコロナを見据えた対策として企業の業態転換やデジタル化の推進、SDGsの一環としてのサイクルツーリズムやオンラインツアー観光等に積極的に取り組んで参りました。

 状況が大きく変化するなか、今年度は中期行動計画の見直しを進め、特にウィズコロナに対応した事業再構築を伴走型で支援し、また、会議所の運営につきましては、DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、会議のペーパーレス化やWeb会議の導入・事務局機能のデジタル化を進め、迅速な決定といち早く会員の皆様や全国に情報発信できる体制を取りたいと思います。

 昨年度はイベントがほとんど中止になりましたが、本年度は感染対策をしっかりして、どのようにすれば実施できるか、またネット配信等も含めてあらゆる方策を検討し、実施に向けて最大限努力して参りたいと思います。

 本年度も厳しい状況が予想されます。この度のコロナ禍は大変な災いですが、発想を変えれば、地方への移住・定住のきっかけともなりますし、中々進まなかった革新・変革への強力な推進力と考えることもできます。当所中期行動計画「革新と変革を成長の原動力に」をスピード感をもって推進し、新しい社会に向かって万里一空の精神で乗り越えて参りたいと思いますので、因島が元気になるように会員並びに関係各位の一層のご支援、ご協力をお願い致します。


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